「こんなはずじゃなかった」を防ぐ、色校正のススメ
2016年07月22日
現在、町おこし用のポスターをデザインしています。
まもなく校了という段階なので、次は印刷の工程となります。
丁寧にデザインしたポスターので、印刷もキレイに仕上げたいと思うわけです。
そこで、今回は色校正という工程を行うことにしました。
(デザインデータを試しに印刷してみて、色の感じを確かめる工程を色校正といいます。)
最近は、デザインのやり取りをメールやLINEなどで行うことも多くなりましたので、モニターで見ていた色と刷り上がりで印象が違うなんてこともよく耳にします。
それはモニターがRGBってので、印刷はCMYKってので色を再現するからなのですが、色校正を行うことで、刷り上がったときに「こんなはずじゃなかった」を防ぐ事ができるので、色にこだわりが強い場合は、是非利用してみて下さい。
(色については、こんなブログも書いているので参考にして下さい。)
色校正には、デジタルプルーフと本機校正があるので、それぞれの特徴をご説明します。
デジタルプルーフ
オンデマンド印刷機で簡易的な印刷します。
メリットは料金が安いということですが、デメリットとしては「参考程度」としてしか確認はできません。
本機校正
本番と同じ印刷機、同じ用紙で印刷します。
メリットとしては、シビアな色の確認がとれます。デメリットとしては、そこそこお値段がかかりますが同じデータでも用紙によって色合いが変わりますので、特殊紙を使うときは特にお勧めです。
そして最後に、もうひとつ。
ポスターの場合、屋外に掲示することもあると思います。
その際は、印刷を通常インクではなく耐候性インクやPP加工などを使うことで、色あせなどの劣化を遅らせることができます。