印刷物の色について
2016年02月6日
デザインラフの確認を最近はLINEでお送りすることが増えました。
そこでよく言われることが「仕上がりとLINEで見てた色が違う」ということです。
できるだけイメージに近づけて印刷するようにしていますが、そもそもスマホの画面の色と印刷物の色の作りが違うということが問題の根本にあります。
RGB
スマホの画面はRGBで作られています。
Rはレッド、Gはグリーン、Bはブルーです。
RGBはこの3色を重ねて色を作ります。色が重なるほど白に近づきます。そのため、CMYKよりもRGBの方が色広域が広く色鮮やかに見えます。
CMYK
一方、印刷物はCMYKで色が作られています。
Cはシアン、Mはマゼンダ、Yはイエロー、Kはブラックです。
CMYKは、この4色を重ねて色を作ります。重なれば重ねるほど色が濃くなります。絵の具のようなイメージです。
そのため、スマホの画面で確認していたものを印刷物にすると、色がくすんで見えてしまいます。印刷する用紙によっては、かなりくすんでしまう用紙もあります。
たとえば、このくらい色が鈍くなる色もあります。
色にシビアな場合は、色校正といって実際の用紙に刷ってテストすることをオススメしています。