面倒くさいが、面白に変わる時。そこには勇気がありました。
2024年08月21日
かなり昔に、ジブリの宮崎駿監督が「あー!面倒くさい!!」と頭をかきむしりながら絵を描いているドキュメンタリーを見た記憶が、今でも忘れられません。あの宮崎監督ですら「面倒くさい」と感じながら制作していると知り、驚きとともに、どこかほっとするような複雑な心境になったのを覚えています。
私の場合、企画をしていても、デザインをしていても、コーディングをしていても、あと一歩、答えの見えない状態にいるときに、よく「面倒くさい」という感情が顔を出します。しかし、その面倒な作業に向かい合い続けることで、ふと仕事の面白さを感じる瞬間があるのです。
実際、この「面倒くさい」がなければ、仕事を面白いと感じることもないかもしれません。面倒くさいと感じる瞬間こそが、その仕事に真剣に向き合っている証拠なのです。たとえば、単調な作業を続ける中で、新たなアイデアやひらめきが突然生まれることがあります。それは、面倒な作業を乗り越えた先にしか見えない景色であり、その達成感が仕事の醍醐味なのだと思います。
また、この「面倒くさい」という感情は、自己成長のサインでもあります。何かが簡単にできるようになると、次に挑戦するべき新たな課題が現れ、そのたびに「面倒くさい」と感じますが、それを乗り越えることで自分が成長し、さらに面白い仕事ができるようになります。
面倒くさいという感情は、仕事の中で避けるべきものではなく、むしろ楽しむべきもの。
そして、その面倒くさいに負けない勇気こそが、仕事を面白くし、自己成長を促す重要な要素なのかもしれません。