祇園祭 -粽-孟宗山
制作のポイント
京都祇園祭の孟宗山の粽デザイン
祇園祭は京都を代表する伝統的な祭りであり、その中の孟宗山の粽のデザインを担当させていただきました。
孟宗山の御神体は、中国の二十四孝の一つである「孟宗」が病気の母を養うために雪の中で筍を掘り当てた姿を表現しています。この物語を基に、粽をデザイン制作させていただきました。
- コンセプト: 雪の中から顔を出す竹の子をモチーフにデザインしました。これは、孟宗が雪の中で筍を見つけたという物語を象徴しています。
- 特殊加工: 竹の子や雪の部分をダイカットの特殊加工で仕上げることで、立体感とリアルさを追求しました。この加工により、見る人に強い印象を与えるデザインとなっています。
- 伝統と現代の融合: 伝統的な物語を現代的なデザイン手法で表現することで、祭りの雰囲気を一層引き立てることができました。
クライアント様のご紹介
孟宗山（もうそうやま）は、京都祇園祭の重要な役割を果たす山鉾の一つです。祇園祭は、千年以上の歴史を持つ京都の伝統的な祭りで、毎年7月に開催されます。その中でも孟宗山は特に注目される存在です。
孟宗山の由来と背景
孟宗山は「筍山」とも呼ばれ、その由来は中国の古代の孝行物語「二十四孝」の一つである「孟宗筍」に基づいています。物語によると、孟宗は病気の母を養うために雪の中で筍（竹の子）を掘り当てたと言われています。この物語は、親孝行の象徴として広く知られています。
御神体とデザイン
孟宗山の御神体は、この物語を基にした人形であり、孟宗が雪の中で筍を見つけた姿を表現しています。これは、親孝行と自然の恩恵を象徴するものとして、祇園祭の重要な要素となっています。
祇園祭における役割
祇園祭の期間中、孟宗山は街を練り歩き、多くの観客に親孝行の物語とその教訓を伝える役割を果たします。また、粽（ちまき）は祭りの象徴として、多くの参拝者に配られ、家内安全や無病息災の願いが込められています。
- クライアント
- 孟宗山保存会 様
- クライアント住所
- 京都市
