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印刷のプロが教える!用紙選びでデザインが変わる秘訣

2025年07月14日

印刷のプロが教える!用紙選びでデザインが変わる秘訣

「デザインは完成したけど、どの紙に印刷したらいいの?」

デザインの知識があっても、印刷用紙の種類や選び方を知らないと、せっかくのデザインが台無しになることも。紙の種類によって、デザインの印象は大きく変わります。

この記事では、印刷のプロが教える、デザインの魅力を最大限に引き出すための用紙選びの秘訣を徹底解説!あなたのデザインを格上げし、最高の印刷物を制作するための第一歩を踏み出しましょう。

1. 印刷用紙の種類を知ろう

デザインを印刷する上で、用紙の種類を知ることは、仕上がりを大きく左右する重要な要素です。用紙の種類によって、印刷物の質感、色合い、そして最終的な印象が大きく変わります。ここでは、代表的な印刷用紙の種類とその特徴、用途について解説します。それぞれの用紙が持つ特性を理解し、デザインに最適な用紙を選びましょう。

1-1. コート紙の特徴と用途

コート紙は、表面に塗料を塗布した用紙です。滑らかな光沢があり、インクの発色が良いのが特徴です。写真やイラストが鮮やかに印刷され、高級感を演出できます。カタログやパンフレット、ポスターなど、ビジュアルを重視する印刷物に適しています。ただし、光沢があるため、光の反射で見えにくくなる場合があるため、注意が必要です。

1-2. マットコート紙の特徴と用途

マットコート紙は、コート紙と同様に表面に塗料が塗布されていますが、光沢を抑えた用紙です。落ち着いた印象を与え、文字が読みやすいのが特徴です。チラシやフライヤー、会社案内など、多くの情報を伝えたい印刷物に適しています。光沢がないため、落ち着いた雰囲気を演出したい場合にも適しています。

1-3. 上質紙の特徴と用途

上質紙は、塗料を塗布していない、自然な風合いの用紙です。インクの吸収性が高く、書き込みに適しています。書籍やノート、コピー用紙など、幅広い用途で使用されています。比較的安価で、大量印刷にも適しています。ただし、インクのにじみが出やすい場合があるため、デザインによっては注意が必要です。

1-4. その他の用紙(特殊紙など)

上記以外にも、さまざまな種類の用紙があります。例えば、光沢紙は、写真印刷に特化した用紙で、鮮やかな発色と高い光沢が特徴です。特殊紙には、和紙や色上質紙などがあり、個性的な表現をすることができます。用途やデザインに合わせて、最適な用紙を選びましょう。

2. 用途別おすすめ印刷用紙

デザインを最大限に活かすためには、用途に合った用紙選びが不可欠です。名刺、チラシ、ポスター、パンフレットなど、それぞれの印刷物に適した用紙を選ぶことで、デザインの意図を正確に伝え、効果的なプロモーションを行うことができます。以下に、用途別のおすすめ印刷用紙をご紹介します。

2-1. 名刺

IROHA ショップカードデザイン

名刺は、ビジネスシーンにおいて重要な役割を担うツールです。相手に与える第一印象を左右するため、用紙選びは非常に重要です。

  • おすすめの用紙:

    • コート紙: 発色が良く、写真やイラストを鮮やかに表現できます。光沢があり、高級感を演出できます。

    • マットコート紙: 光沢を抑え、落ち着いた印象を与えます。文字が読みやすく、ビジネスシーンに適しています。

    • 上質紙: 自然な風合いがあり、書き込みに適しています。ただし、インクのにじみが出やすい場合があるので注意が必要です。

    • 特殊紙: 個性を出したい場合に最適です。手触りや質感が特徴的で、他とは違う印象を与えられます。

2-2. チラシ・フライヤー

チラシやフライヤーは、情報を広く伝えるためのツールです。多くの人々の目に触れるため、コストパフォーマンスも考慮して用紙を選ぶ必要があります。

  • おすすめの用紙:

    • コート紙: 発色が良く、写真やイラストを鮮やかに表現できます。光沢があり、目を引くデザインに適しています。

    • マットコート紙: 光沢を抑え、落ち着いた印象を与えます。文字が読みやすく、多くの情報を伝えたい場合に適しています。

    • 上質紙: 比較的安価で、大量印刷に適しています。ただし、インクのにじみが出やすい場合があるので、デザインによっては注意が必要です。

2-3. ポスター

ポスターは、人の目を引きつけ、情報を効果的に伝えるためのツールです。サイズが大きく、屋外で使用されることもあるため、用紙の耐久性も重要になります。

  • おすすめの用紙:

    • コート紙: 発色が良く、写真やイラストを鮮やかに表現できます。光沢があり、高級感を演出できます。

    • 光沢紙: 写真印刷に特化しており、鮮やかな発色と高い光沢が特徴です。写真のクオリティを重視する場合に適しています。

    • 合成紙: 耐水性があり、屋外での使用に適しています。耐久性が高く、破れにくいのが特徴です。

2-4. パンフレット・冊子

パンフレットや冊子は、詳細な情報を伝え、企業のイメージを向上させるためのツールです。ページ数が多く、手に取ってじっくりと読まれることが多いため、用紙の質感や厚さも重要になります。

  • おすすめの用紙:

    • コート紙: 発色が良く、写真やイラストを鮮やかに表現できます。高級感を演出でき、企業のイメージアップに貢献します。

    • マットコート紙: 光沢を抑え、落ち着いた印象を与えます。文字が読みやすく、長文の情報を伝えるのに適しています。

    • 上質紙: 自然な風合いがあり、目に優しく、読みやすいのが特徴です。本文に適しています。

    • 表紙: コート紙、マットコート紙、特殊紙など、デザインや目的に合わせて様々な用紙が選ばれます。厚みを持たせることで高級感を出すことも可能です。

上記の情報を参考に、それぞれの用途に最適な用紙を選び、デザインの魅力を最大限に引き出しましょう。

3. デザインと用紙の相性

デザインと用紙の相性は、印刷物の仕上がりを大きく左右する重要な要素です。デザインの意図を最大限に表現し、効果的な印刷物を制作するためには、デザインと用紙の組み合わせを理解することが不可欠です。ここでは、デザインの目的別に、どのような用紙を選ぶのが効果的か解説します。

3-1. 高級感を出すには

高級感を演出したい場合は、用紙の質感と厚みが重要になります。光沢のあるコート紙や、しっとりとした手触りのマットコート紙がおすすめです。また、厚めの用紙を選ぶことで、より重厚感を出すことができます。さらに、箔押しやエンボス加工などの特殊な加工を施すことで、一層の高級感を演出できます。

  • コート紙: 発色が良く、写真やイラストを美しく表現できます。光沢があり、高級感と華やかさを演出できます。カタログやパンフレットなどに適しています。

  • マットコート紙: 光沢を抑え、落ち着いた印象を与えます。しっとりとした手触りで、上品な印象を与えられます。名刺や会社案内などに適しています。

  • 特殊紙: さまざまな質感や色合いの用紙があり、個性を表現できます。例えば、マーメイド紙は、表面の凹凸が特徴的で、高級感を演出できます。

3-2. 親しみやすさを出すには

親しみやすさを表現したい場合は、用紙の風合いが重要になります。上質紙や、クラフト紙などの自然な風合いの用紙を選ぶと、温かみのある印象を与えることができます。また、柔らかい色合いのデザインと組み合わせることで、より親しみやすい印象を演出できます。

  • 上質紙: 表面に塗料が塗布されていないため、自然な風合いがあります。筆記性が高く、温かみのある印象を与えます。冊子やメモ帳などに適しています。

  • クラフト紙: 素朴な風合いが特徴で、ナチュラルな印象を与えます。環境に配慮したイメージを表現できます。ショップカードやタグなどに適しています。

3-3. 情報伝達を重視するには

情報伝達を重視する場合は、文字の読みやすさが重要になります。マットコート紙や、上質紙のように、光沢を抑えた用紙を選ぶと、文字が読みやすくなります。また、用紙の色も重要で、背景色と文字色のコントラストを意識することで、より効果的に情報を伝えることができます。

  • マットコート紙: 光沢を抑え、落ち着いた印象を与えます。文字が読みやすく、多くの情報を伝えたい場合に適しています。チラシやフライヤーなどに適しています。

  • 上質紙: 筆記性が高く、文字が読みやすいのが特徴です。冊子や報告書などに適しています。

デザインと用紙の相性を理解し、それぞれの目的に合った用紙を選ぶことで、デザインの魅力を最大限に引き出し、効果的な印刷物を制作しましょう。

4. 用紙選びで失敗しないためのポイント

デザインを最大限に活かすためには、用紙選びで失敗しないためのポイントを押さえておくことが重要です。予算、紙の厚さ、サイズ、加工方法など、考慮すべき点は多岐にわたります。これらのポイントを事前に把握しておくことで、デザインの意図を正確に表現し、費用対効果の高い印刷物を制作できます。

4-1. 予算とのバランス

用紙選びにおいて、予算は非常に重要な要素です。予算内で最適な用紙を選ぶためには、以下の点を考慮しましょう。

  • 用紙の種類: 用紙の種類によって、価格は大きく異なります。例えば、コート紙やマットコート紙は比較的安価ですが、特殊紙は高価になる傾向があります。

  • 紙の厚さ: 紙の厚さが増すほど、用紙の価格は高くなります。ただし、厚い紙は高級感を演出できるため、デザインの目的に合わせて検討しましょう。

  • 印刷部数: 印刷部数が多い場合は、用紙のコストも大きくなります。大量印刷に適した用紙を選ぶことで、コストを抑えることができます。

  • 加工の有無: 箔押しやエンボス加工などの特殊な加工は、費用がかかります。予算に合わせて、加工の有無を検討しましょう。

予算内で最適な用紙を選ぶためには、複数の用紙の見積もりを取り、比較検討することが大切です。印刷会社に相談し、デザインの意図と予算を伝えて、最適な用紙を提案してもらうのも良いでしょう。

4-2. 紙の厚さ

紙の厚さは、印刷物の仕上がりと印象を大きく左右します。紙の厚さの単位には、一般的に「kg」や「g/㎡」が用いられます。

  • kg: 連量と呼ばれ、原紙1,000枚の重さを示します。数値が大きいほど、紙は厚くなります。

  • g/㎡: 米坪と呼ばれ、1平方メートルあたりの紙の重さを示します。数値が大きいほど、紙は厚くなります。

紙の厚さを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 用途: 名刺やカードなど、手に取って使用する印刷物には、ある程度の厚さが必要です。チラシやフライヤーなど、配布を目的とする印刷物には、コストを抑えるために薄めの紙を選ぶこともあります。

  • デザイン: 厚い紙は、高級感や重厚感を演出できます。薄い紙は、軽やかさやシャープさを表現できます。

  • 加工: 厚い紙は、箔押しやエンボス加工などの特殊な加工に適しています。薄い紙は、加工が難しい場合があります。

紙の厚さを選ぶ際には、実際に紙の見本を取り寄せて、手で触って確認することをおすすめします。印刷会社に相談し、デザインに最適な厚さを提案してもらうのも良いでしょう。

4-3. サイズと加工

印刷物のサイズと加工方法も、用紙選びにおいて重要な要素です。サイズと加工方法によって、印刷物の用途や表現できるデザインの幅が変わります。

  • サイズ: 用紙のサイズは、印刷物の用途に合わせて選びましょう。一般的なサイズには、A4、B5、A3などがあります。特殊なサイズも可能ですが、コストが高くなる場合があります。

  • 加工: 加工方法には、折り加工、ミシン目加工、穴あけ加工などがあります。これらの加工を施すことで、印刷物の機能性やデザイン性を高めることができます。

サイズと加工を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 用途: チラシやフライヤーなど、情報を伝えることが目的の印刷物には、多くの情報を掲載できる大きめのサイズが適しています。名刺やカードなど、携帯することが目的の印刷物には、コンパクトなサイズが適しています。

  • デザイン: サイズや加工方法によって、表現できるデザインの幅が変わります。例えば、折り加工を施すことで、ページ数を増やし、多くの情報を掲載できます。

  • コスト: サイズや加工方法によっては、コストが高くなる場合があります。予算に合わせて、サイズと加工方法を検討しましょう。

サイズと加工を選ぶ際には、印刷会社に相談し、デザインの意図と用途を伝えて、最適なサイズと加工方法を提案してもらうのが良いでしょう。

5. まとめ:最適な用紙を選び、デザインを最大限に活かそう!

この記事では、デザインを最大限に活かすための印刷用紙選びについて解説しました。 用紙の種類、用途、デザインとの相性、そして失敗しないためのポイントを押さえることで、あなたのデザインはさらに魅力的に仕上がります。

ぜひ、この記事で得た知識を活かし、最適な用紙を選んで、デザインの可能性を広げてください。 あなたの制作物が、より多くの人々に届き、心に残るものとなることを願っています。

デザインを最大限に活かすための印刷用紙選びについて解説してきました。あなたのデザインをさらに魅力的にする、最適な用紙を選ぶための知識は得られましたか?

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