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【初心者向け】Googleアナリティクスの使い方と読み方を解説!

2024年05月20日

【初心者向け】Googleアナリティクスの使い方と読み方を解説!

Googleアナリティクスの基本と初期設定

Googleアナリティクスの基本と初期設定は、データ分析の土台を築く上で欠かすことのできないステップです。まずはGoogleアカウントを作成し、アナリティクスのアカウントを開設します。次に、計測を始めるためにウェブサイトの各ページに計測タグを設置し、データの収集を開始します。この際、プライバシーポリシーの確認と設定が必要です。また、データの保持期間を設定し、自社のIPアドレスなど内部トラフィックを除外することによって、より正確なデータ分析を助けます。これらの初期設定を適切に行うことで、サイト運営の改善に役立つ正確なデータを得ることが可能になります。

アカウント作成と計測タグの設置方法

Googleアナリティクスを活用するためにはまず、Googleアカウントを作成する必要があります。すでにGoogleのサービスを使用している場合は、そのアカウントでログインし、Googleアナリティクスのウェブサイトへアクセスします。次に「アカウント作成」をクリックし、表示される指示に従いプロパティをセットアップします。プロパティが作成されたら、「トラッキング情報」>「トラッキングコード」の順に進み、「グローバルサイトタグ(gtag.js)」をウェブサイトの全ページのセクションの最初に貼り付けます。ウェブサイトによってはCMSを使っている場合、特定のプラグインやモジュールを通じて簡単にタグを設置することも可能です。これにより、ユーザーのウェブサイト利用状況のデータがGoogleアナリティクスに送信され、分析の準備が整います。

データ保持期間と内部トラフィックの除外設定

Googleアナリティクスで分析精度を高めるためには、データ保持期間の設定と内部トラフィックの除外が重要です。データ保持期間は、ユーザー情報がどれだけ長く保持されるかを指定するもので、デフォルトでは通常26ヶ月に設定されていますが、必要に応じて変更することが可能です。

アナリティクスで社内IPを除外する
一方、内部トラフィックの除外は、社内からのアクセスデータが分析結果を歪めないように、IPアドレスをフィルターで除外する設定です。これにより、実際の顧客の行動をより正確に把握することができます。
まずは、アナリティクスの「管理」セクションから「データフィルター」を選び、「新しいフィルターを追加」します。

アナリティクスで社内IPを除外する方法
続いて、「データ ストリーム」を選択します。

アナリティクスで社内IPを除外する方法
該当のデータをクリックします。

アナリティクスで社内IPを除外する方法
タグ設定を行うを選択します。

アナリティクスで社内IPを除外する方法
内部トラフィックの定義を選択します。

アナリティクスで社内IPを除外する方法
最後に「作成」をクリックし、社内IPを登録すれば完了です

この2つの設定により、信頼性の高いデータ分析を行う土台を築くことができます。
詳しい設定方法はこちら

アナリティクスの主要指標とその読み方

Googleアナリティクスにおける主要指標は、ウェブサイトのパフォーマンスを理解するための鍵です。特に、新規ユーザー数はサイトへの新規訪問者の量を示し、セッション数は訪問者がサイトで行った一連のインタラクションを表します。各セッション内でのページビュー数はサイトのコンテンツの魅力を測る指標となります。これらを通じて、ユーザーの関心度やサイトの訴求力を把握することが可能です。また、平均セッション時間はユーザーがサイトに滞在した平均時間を、直帰率は一つのページを見てサイトを離れた訪問者の割合を、離脱率はセッション中にサイトから出る割合をそれぞれ示しており、ユーザーのサイト内での行動を深く解析する上で重要な指標です。これらのデータを正しく読み解くことで、ウェブサイトのユーザビリティの改善やマーケティング戦略の最適化が図れます。

新規ユーザー数、セッション数、ページビュー数の解釈

Googleアナリティクスを活用する際、重要なのが「新規ユーザー数」「セッション数」「ページビュー数」の3つの指標です。
新規ユーザー数
特定の期間内にサイトを初めて訪れた人の数を意味します。ウェブサイトがどれだけ新規の訪問者を惹きつけるかを把握するのに役立ちます。
セッション数
ユーザーがサイトで行う一連の活動を集計したもので、訪問の頻度や関与度を示す指標となります。
ページビュー数
訪問者が閲覧したページの総数を指し、コンテンツの人気度やユーザーの関心度を確認するのに有効です。
これらの指標を比較・分析することで、ウェブサイトのパフォーマンスやユーザー行動のトレンドを理解し、改善策を練るための基本情報を得ることができます。

平均セッション時間、直帰率、離脱率の意味と重要性

ウェブサイトの効果的な分析には、平均セッション時間、直帰率、離脱率などの指標が欠かせません。平均セッション時間はユーザーがサイトに滞在している平均時間を示し、サイトの内容がユーザーにとって魅力的かどうかの指標となります。直帰率は一つのページのみを見てサイトを去る訪問の割合であり、高い直帰率はランディングページの最適化が必要であることを示唆します。一方、離脱率は特定のページからサイトを去る訪問の割合で、これが高いとページの内容改善のヒントになります。これらの数値を解析し、ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させることが重要です。

ユーザー行動の把握と分析方法

Googleアナリティクスを用いたユーザー行動の把握とその分析は、ウェブサイトの改善とマーケティング戦略の最適化に不可欠です。具体的に、どのページが訪問者の関心を強く引いているのかを把握するために、ランディングページのパフォーマンスを評価します。また、ユーザーがサイト内でどのようなアクションを取っているかを理解し、特定のページからの離脱率が高い場合は、それが何故かを分析し、サイトの使いやすさを高めるための改善策を立案することができます。ヒートマップツールなどを併用することで、クリックやスクロールのパターンを視覚的に捉え、更なる洞察を得ることも可能です。こうしたデータ駆動型のアプローチにより、より戦略的なウェブサイト管理が行えるようになります。

ランディングページと各ページのユーザー行動の分析

ランディングページは訪問者が最初に訪れるページであり、その第一印象がサイト全体の評価につながります。Googleアナリティクスでは、各ランディングページへのアクセス数や、そこからの流れを把握することが可能です。分析をする際には以下の点に注意してください。

  • 最初に訪れるページごとに、新規ユーザー数とリピーター数を把握する。
  • 滞在時間やページビュー数を確認し、コンテンツに対する関心の高さを測る。
  • ランディングページから次に遷移するページを追跡し、ユーザーの行動パターンを把握する。

これらのデータを分析することで、ユーザーがどのランディングページに引き付けられているか、どのページで離脱してしまっているかなど、詳細なユーザー行動の理解に繋がります。改善点の発見と効果的なサイト改善のために、これらの指標を定期的にチェックしましょう。

デバイス別データと流入元別データの活用

Googleアナリティクスを使用する際、デバイス別のデータを見て、モバイル、タブレット、デスクトップそれぞれのユーザー行動を理解することは不可欠です。これにより、サイトのデザインや機能がユーザーのデバイスに適応しているかの分析が可能になります。流入元別データは、ユーザーがどの検索エンジン、SNS、リファレンスサイトからあなたのサイトに訪れたかを示し、成功しているキャンペーンや改善が必要なトラフィック源を特定する手がかりを提供します。これらの情報は、集客戦略の最適化やユーザーエクスペリエンスの向上に直結し、効果的なマーケティング施策の立案に役立ちます。

目標設定とコンバージョンの追跡

ウェブサイトやオンラインマーケティングにおける成功を数値的に明確にするため、Googleアナリティクスでは「目標設定」という機能があります。目標は、ウェブサイト訪問者が完了させる期待される特定のアクションを定義し、それが達成された際にコンバージョンとして記録されます。これにより、例えばオンラインショップで商品が購入されたり、お問い合わせフォームが送信されたりした瞬間を追跡することができます。設定はAnalyticsの「管理」セクション内の「目標」で行い、目標の種類にはデスティネーション、持続時間、ページ/画面ごとの閲覧数、イベントなどがあります。目標達成が確認できれば、どのマーケティング戦略が効果的であるか、または改善が必要であるかを判断するのに役立つデータを収集することが可能になります。

コンバージョン設定の導入手順と目標達成の確認方法

コンバージョンとは、サイト訪問者が購入やフォームの送信といった特定の行動を完了したときに記録される、重要な指標です。Googleアナリティクスでこれを設定するには、まず「管理」セクションに移動し、「目標」を選択します。次に、「新しい目標」をクリックして、進行形式に従い目標を作成します。コンバージョンの種類にはページビュー数、イベント、滞在時間、そして特定のURLの訪問があります。設定後、データが収集されたら「レポート」セクションからその目標の達成状況を確認可能です。定期的にコンバージョンデータを確認し、サイトの最適化に活用しましょう。

カスタムレポートの作成とデータの有効活用

Googleアナリティクスのカスタムレポートを活用することで、ご自身のビジネスに合わせたデータ分析が可能です。まず、メインメニューの「カスタマイズ」セクションから「カスタムレポート」を選択し、「新しいカスタムレポート」の作成を開始します。ここで、分析したい指標を「指標グループ」に、データの絞り込みに使う条件を「次元」に追加します。たとえば、「販売地域別の売上」を知りたい場合は、「場所」と「収益」を組み合わせてレポートを設定できます。作成後は、このレポートから実際の施策の効果を見極めたり、改善点を発見しやすくなり、データドリブンな意思決定に役立てることが可能です。レポートは保存して何度も利用可能なため、定期的なパフォーマンスチェックにも最適です。

アナリティクスの進化と新機能GA4の特徴

Googleアナリティクスは進化を続け、新しいプラットフォームGA4が登場しました。従来のユニバーサルアナリティクス(UA)と比べてGA4は、より柔軟なイベントベースのデータ収集を可能にし、ユーザー中心のトラッキングが特徴です。GA4ではクロスプラットフォームの分析が可能となり、ウェブサイトだけでなくアプリ分析も統合して行えます。また、プライバシーのニーズに対応するためCookieに依存しないデータ収集が強化されています。このイベントベースのアプローチと機械学習によるインサイトの自動提示は、精密なデータ分析を実現し、マーケティング活動の最適化に貢献するでしょう。今後もGA4のアップデートを注視し、最新のデジタルマーケティングに役立てる必要があります。

UAからGA4への移行準備と主な違い

Googleアナリティクスを使用するにあたり、Universal Analytics(UA)から最新版のGoogle アナリティクス4(GA4)への移行が求められています。UAからGA4への移行は、データ収集のアプローチがユーザーセントリックに変化し、より洗練されたユーザー体験と成果測定を可能にします。移行準備としては、新しいGA4プロパティのセットアップ、データストリームの確立、必要に応じたイベントと変数の設定変更が必要です。また、UAではセッションベースでデータを集計していましたが、GA4はイベントベースで収集し、セッションを自動的に把握します。プライバシー規制に対応するために、クッキー非依存のデータ収集や、AIを利用した予測分析機能も導入されています。このような新機能に慣れるためには、事前にGA4への理解を深め、可能な限り早期に移行を開始することが望ましいです。

GA4の自動計測機能と機械学習によるメリット

Google Analytics 4(GA4)では、様々なユーザー行動が自動的に計測されます。例えば、スクロールやファイルのダウンロード、サイト内の検索など、以前は手動で設定が必要だったイベントもGA4では自動で追跡されます。これにより、ウェブサイト管理者はユーザーの興味関心や行動パターンを正確かつ網羅的に把握することが可能になります。加えて、機械学習を活かしたインサイトの提供が強化されており、ユーザーセグメントの生成、収益予測、顧客離脱率の予測など、先進的な分析が行えるようになっています。これらの機能は、マーケティング戦略の最適化を支援し、より賢く、迅速な意思決定を可能にします。GA4の導入は、より精緻なデータ分析と戦略的なアプローチを求める事業者にとって、重要なステップと言えるでしょう。

実践的なアナリティクスの使い方

Googleアナリティクスを活用する上で、実際のデータを基に仮説を立て、結果に応じてウェブサイトを最適化することは不可欠です。たとえば、目標となるコンバージョンに至るユーザーパスの分析や、ページごとの滞在時間、エンゲージメント内容の詳細な把握によって、ユーザー体験の向上を図ります。さらに、セグメント機能を使い、特定の属性や動作をしたユーザー層のデータを切り分けて分析することで、ターゲットに合わせた施策検討が可能になります。重要なのは、収集したデータを単なる数字としてではなく、それぞれが持つ意味を解釈し、ウェブサイトの改善に直結させること。データを見ることで立てた仮説が確認できたら、それを活かした実践的な施策を展開し、繰り返し評価を行います。このサイクルにより、GAを用いたデータドリブンなウェブサイト管理が実現します。

仮説検証データを用いた改善ポイントの発見

Googleアナリティクスを活用し、ウェブサイトの改善ポイントを特定するには仮説検証が不可欠です。まず、ユーザーが目標達成に至らない理由を仮説として立てます。例えば「ランディングページのコールトゥアクションが見過ごされがちかもしれない」とします。これをアナリティクスで検証するために、クリック率やコンバージョン率を詳細に分析します。データが仮説を支持すれば、デザインやコピーの変更など、具体的な改善策を講じることができます。このサイクルを繰り返すことで、データに基づいた確実なウェブサイト最適化が実現可能になります。

集客チャネルごとのアクセス状況と行動パターンの分析

ウェブサイトへの集客チャネルは、その効果を正確に把握することが極めて重要です。Googleアナリティクスにおける「チャネル」セクションでは、検索エンジンからの自然検索、登録している広告、SNSからの参照、直接アクセスなど、様々な流入経路ごとの詳細なデータ分析を行うことができます。ここでの分析には次のステップを踏みましょう。

  • 各チャネルによる流入ユーザー数を確認
  • そのチャネルを通じたページ滞在時間やページビューを解析
  • コンバージョン率や目標達成数の測定

これらの情報を元に、どのチャネルが目標達成に寄与しているかや、改善すべき点が何かを明確にすることで、より戦略的なウェブマーケティングが展開できます。

まとめ

この記事では、初心者向けにGoogleアナリティクスの基本的な使い方と活用方法を詳しく解説しました。アカウントの作成から初期設定、主要指標の見方、ユーザー行動の分析、目標設定とコンバージョン追跡、新しいアナリティクスツールGA4の特徴など、Google分析ツールを最大限に活用するための知識を網羅しています。特に、仮説検証の方法やチャネル別のアクセス分析など、実践的な活用ポイントにも注目しましょう。読者の皆さまにアナリティクスをさらに深く理解し、サイト運営やマーケティング施策の最適化に役立ててほしいと考えております。

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