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フォームデータを自動保存!Power Automate/Zapierで業務効率化

2025年05月9日

フォームデータを自動保存!Power Automate/Zapierで業務効率化

毎日、フォームからのデータ入力や整理に時間を取られていませんか?手作業での入力ミスや、データが有効活用できていないという悩みも、もう終わり!この記事では、Power AutomateやZapierといった自動化ツールを使って、フォームデータを自動で保存し、業務効率を劇的に向上させる方法を分かりやすく解説します。Excelやスプレッドシートへの自動保存から、データ分析、マーケティングへの活用方法まで、具体的な手順と事例を交えてご紹介。あなたの業務を劇的に変える、フォームデータ自動化の世界へ足を踏み入れましょう!

1. なぜフォームデータの自動化が必要なのか?

毎日、多くのビジネスパーソンが、フォームからのデータ入力や整理に多くの時間を費やしています。手作業での入力ミスは、データの信頼性を損なうだけでなく、修正に余計な手間がかかります。また、せっかく収集したデータも、その後の活用方法が分からず、宝の持ち腐れになっているケースも少なくありません。このセクションでは、なぜフォームデータの自動化が必要なのか、その背景とメリットを詳しく解説します。

1-1. フォームデータ管理の現状

多くの企業では、顧客からの問い合わせ、アンケート調査、イベントへの参加申し込みなど、様々な場面でフォームが利用されています。しかし、これらのフォームから収集したデータの多くは、手作業でExcelやスプレッドシートに入力されたり、場合によっては紙媒体で管理されたりしています。このような状況では、データの入力に時間がかかるだけでなく、人的ミスが発生しやすく、データの分析や活用にも手間がかかります。

1-2. 自動化によるメリット

フォームデータの自動化は、これらの課題を解決し、業務効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。自動化により、データ入力の手間が省け、人的ミスを削減できます。さらに、収集したデータをリアルタイムで分析し、マーケティングや営業活動に活用することで、ビジネスの成長を加速させることができます。具体的には、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 業務効率の大幅な向上:データ入力にかかる時間を短縮し、他の重要な業務に集中できるようになります。

  • 人的ミスの削減:自動化により、入力ミスや転記ミスを防ぎ、データの正確性を保てます。

  • データ分析の迅速化:リアルタイムでデータを収集・分析し、迅速な意思決定を可能にします。

  • コスト削減:手作業によるデータ入力にかかる人件費や、ミスの修正にかかるコストを削減できます。

  • 顧客満足度の向上:顧客からの問い合わせへの対応を迅速化し、顧客満足度を高めることができます。

2. フォームデータ保存の基本

フォームデータを有効活用するためには、まずデータを適切に保存することが重要です。ここでは、フォームデータの基本的な保存方法として、Excel/スプレッドシートへの保存とデータベースへの保存について解説します。

2-1. Excel/スプレッドシートへの保存

ExcelやGoogleスプレッドシートは、多くの人にとって馴染み深いツールであり、手軽にフォームデータを保存できる点がメリットです。特に、小規模なデータ管理や、簡易的な分析を行う場合に適しています。以下に、Excel/スプレッドシートにフォームデータを保存する際のポイントをまとめます。

  • 手動入力:フォームの回答を手動でExcel/スプレッドシートに入力する方法です。フォームの回答を一つずつ確認しながら入力するため、時間と手間がかかりますが、データの正確性を確認しながら入力できます。

  • CSVファイルでのインポート:フォームの回答をCSV形式でダウンロードし、Excel/スプレッドシートにインポートする方法です。多くのフォームサービスがCSV形式でのデータエクスポートに対応しており、手軽にデータをまとめて取り込めます。ただし、データの形式や文字コードによっては、インポート時にエラーが発生する可能性があるため、注意が必要です。

  • 自動連携ツールの活用:Power AutomateやZapierなどの自動化ツールを活用して、フォームデータをExcel/スプレッドシートに自動的に保存する方法です。データ入力の手間を省き、リアルタイムでのデータ保存を実現できます。具体的な設定方法については、後述の章で詳しく解説します。

Excel/スプレッドシートにデータを保存する際の注意点として、データの量が多くなると、動作が重くなる可能性があります。また、高度なデータ分析を行うには、Excel/スプレッドシートだけでは限界があることも考慮しておきましょう。

2-2. データベースへの保存

データベースは、大量のデータを効率的に管理し、高度なデータ分析を行うために適したツールです。顧客情報、商品情報、アンケート結果など、様々なデータを構造的に管理できます。データベースにフォームデータを保存するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • データの検索・抽出が容易:複雑な条件でデータを検索したり、必要なデータを抽出したりすることが容易です。

  • データの整合性:データの重複や矛盾を防ぎ、データの正確性を保てます。

  • セキュリティ:データのアクセス権限を設定し、セキュリティを強化できます。

  • スケーラビリティ:データの増加に合わせて、データベースの容量を拡張できます。

データベースへの保存方法としては、以下の2つの方法があります。

  • 手動入力:フォームの回答を手動でデータベースに入力する方法です。Excel/スプレッドシートと同様に、時間と手間がかかりますが、データの正確性を確認しながら入力できます。

  • 自動連携ツールの活用:Power AutomateやZapierなどの自動化ツールを活用して、フォームデータをデータベースに自動的に保存する方法です。データベースの種類によっては、専門的な知識が必要となる場合もありますが、効率的なデータ管理を実現できます。

データベースの選択肢としては、MySQL、PostgreSQL、Microsoft SQL Serverなどのリレーショナルデータベースや、MongoDB、Amazon DynamoDBなどのNoSQLデータベースがあります。自社のニーズに合わせて、最適なデータベースを選択しましょう。

3. Power Automateを使ったフォームデータ自動化

Power Automateは、Microsoft社が提供するローコードの自動化ツールです。フォームデータに限らず、様々なアプリケーションやサービス間の連携を、プログラミング知識なしに実現できます。ここでは、Power Automateを活用してフォームデータを自動化する方法について詳しく見ていきましょう。

3-1. Power Automateとは?

Power Automateは、Microsoft 365の主要なサービスの1つで、ワークフローの自動化に特化しています。直感的なインターフェースで操作できるため、専門知識がなくても簡単に自動化フローを作成できます。フォームデータ収集、ExcelやSharePointへのデータ保存、メール送信、通知など、幅広いタスクを自動化できます。Power Automateの主な特徴は以下の通りです。

  • 豊富なコネクタ:Microsoftのサービス(Forms、Excel、SharePointなど)はもちろん、GoogleサービスやTwitterなど、300以上のサービスとの連携が可能です。

  • 直感的な操作性:ドラッグ&ドロップでフローを作成できるため、プログラミングの知識は不要です。

  • テンプレートの活用:多くのテンプレートが用意されており、目的に合ったフローを簡単に作成できます。

  • 高度な機能:条件分岐や繰り返し処理など、複雑な処理も実現可能です。

3-2. Power Automateの設定方法(ステップバイステップ)

Power Automateを使ってフォームデータを自動化する手順を、ステップバイステップで解説します。今回は、Microsoft Formsで収集したデータを、Excelに自動的に保存するフローを作成する例を挙げます。

  1. Power Automateにサインイン:MicrosoftアカウントでPower Automateにサインインします。

  2. 新しいフローの作成:「作成」をクリックし、「自動化したクラウドフロー」を選択します。

  3. トリガーの設定:フローの名前を入力し、トリガーとなるサービス(Microsoft Forms)とトリガーの種類(新しい応答が送信されたとき)を選択します。「作成」をクリックします。

  4. フォームの選択:使用するフォームを選択します。

  5. アクションの追加:「新しいステップ」をクリックし、アクションとなるサービス(Excel Online (Business))とアクションの種類(行をテーブルに追加)を選択します。

  6. Excelファイルの選択:データを保存するExcelファイルとテーブルを選択します。

  7. データのマッピング:フォームの回答とExcelの列を対応付けます。動的なコンテンツ(フォームの質問)を選択して、対応する列にマッピングします。

  8. フローの保存とテスト:フローを保存し、テストを実行して正しく動作することを確認します。フォームを送信し、データがExcelに自動的に保存されることを確認します。

上記の手順で、フォームデータをExcelに自動保存するフローを作成できます。Power Automateは、Excelだけでなく、SharePointやGoogleスプレッドシートなど、様々なサービスとの連携が可能です。必要に応じて、アクションを追加して、他のタスクも自動化できます。

3-3. Power Automateの活用事例

Power Automateを活用することで、様々な業務を効率化できます。以下に、Power Automateの活用事例をいくつか紹介します。

  • 顧客からの問い合わせ対応の自動化:Microsoft Formsで収集した問い合わせ内容を、SharePointリストに保存し、担当者にメールで通知します。これにより、問い合わせ対応の迅速化と、情報共有の効率化を実現できます。

  • イベント参加申し込みの自動化:Microsoft Formsでイベント参加申し込みを受け付け、参加者の情報をExcelに自動保存します。さらに、参加者宛に自動返信メールを送信します。これにより、イベント運営の効率化と、参加者への情報提供の迅速化を実現できます。

  • アンケート結果の自動分析:Microsoft Formsでアンケートを実施し、回答結果をPower BIに連携します。Power BIでデータを可視化し、分析することで、効果的な意思決定を支援します。

これらの事例のように、Power Automateは、フォームデータの自動化を通じて、業務効率の大幅な向上、人的ミスの削減、データ分析の迅速化など、様々なメリットをもたらします。Power Automateを使いこなすことで、日々の業務を劇的に変えることができるでしょう。

4. Zapierを使ったフォームデータ自動化

Power Automateと同様に、Zapierもフォームデータの自動化に役立つ強力なツールです。Zapierは、特に多くの異なるWebサービスを連携させたい場合に、その真価を発揮します。このセクションでは、Zapierの基本的な概念から、具体的な設定方法、そして活用事例までを詳しく解説します。

4-1. Zapierとは?

Zapierは、2つ以上の異なるWebサービスを連携させ、タスクを自動化するためのツールです。プログラミングの知識がなくても、直感的なインターフェースで簡単に連携フローを作成できます。Zapierは、フォームサービス、スプレッドシート、CRM、SNSなど、5,000以上のアプリに対応しており、様々な業務の自動化に活用できます。Zapierの主な特徴は以下の通りです。

  • 豊富な連携サービス:Google、Microsoft、Slack、Trelloなど、多種多様なサービスとの連携が可能です。

  • シンプルな操作性:ドラッグ&ドロップでワークフローを作成できるため、簡単に自動化フローを構築できます。

  • トリガーとアクション:トリガー(きっかけ)とアクション(実行する内容)を設定することで、自動化を実現します。

  • 多様なプラン:無料プランからエンタープライズプランまで、ニーズに合わせて柔軟にプランを選択できます。

4-2. Zapierの設定方法(ステップバイステップ)

Zapierを使ってフォームデータを自動化する手順を、ステップバイステップで解説します。ここでは、Google Formsで収集したデータを、Googleスプレッドシートに自動的に保存する例を挙げます。

  1. Zapierにサインイン:ZapierのWebサイトにアクセスし、アカウントを作成またはサインインします。

  2. Zapの作成:「Create Zap」をクリックして、新しいZapを作成します。

  3. トリガーの設定:トリガーとなるアプリ(Google Forms)とトリガーイベント(新しいフォームの回答)を選択し、「Continue」をクリックします。

  4. Googleアカウントの接続:Googleアカウントに接続し、使用するフォームを選択します。

  5. アクションの設定:アクションとなるアプリ(Google Sheets)とアクションイベント(スプレッドシートに行を追加)を選択し、「Continue」をクリックします。

  6. Googleアカウントの接続:Googleアカウントに接続し、データを保存するスプレッドシートとシートを選択します。

  7. データのマッピング:フォームの質問とスプレッドシートの列を対応付けます。各項目を対応する列にマッピングします。

  8. Zapのテストと有効化:Zapをテストし、正しく動作することを確認します。テストが成功したら、Zapを有効化します。

上記の手順で、Google Formsの回答をGoogleスプレッドシートに自動保存するZapを作成できます。Zapierは、Googleスプレッドシートだけでなく、Excel Onlineやデータベースなど、様々なサービスとの連携が可能です。必要に応じて、アクションを追加して、他のタスクも自動化できます。

4-3. Zapierの活用事例

Zapierを活用することで、様々な業務を効率化できます。以下に、Zapierの活用事例をいくつか紹介します。

  • 顧客管理の自動化:Webサイトの問い合わせフォームからの情報を、CRM(顧客関係管理)ツールに自動的に登録します。これにより、顧客情報の管理を効率化し、営業活動を支援します。

  • リード獲得の自動化:フォームからの情報を、メールマーケティングツールに自動的に登録します。これにより、リード獲得からメール配信までのプロセスを自動化し、見込み客の育成を促進します。

  • タスク管理の自動化:フォームからの情報を、タスク管理ツールに自動的に登録します。これにより、タスクの作成、担当者の割り当て、進捗状況の管理などを効率化します。

これらの事例のように、Zapierは、フォームデータの自動化を通じて、業務効率の大幅な向上、人的ミスの削減、データ活用の促進など、様々なメリットをもたらします。Zapierを使いこなすことで、日々の業務を劇的に変えることができるでしょう。

5. Power Automate vs Zapier:どちらを選ぶ?

Power AutomateとZapierはどちらも強力なツールですが、それぞれに異なる特徴と得意分野があります。このセクションでは、Power AutomateとZapierの機能、料金、そしてどのような場合にどちらを選ぶべきかについて詳しく比較検討します。

5-1. 機能比較

Power AutomateとZapierは、どちらも様々なアプリやサービスとの連携を可能にする自動化ツールですが、機能面でいくつかの違いがあります。

  • 連携できるアプリの数:Zapierは5,000以上のアプリに対応しており、Power Automateよりも多くのサービスとの連携が可能です。特に、Google WorkspaceやSlackなど、Microsoft以外のサービスとの連携を重視する場合は、Zapierが有利です。Power Automateは、Microsoftのサービスとの連携に強く、Microsoft 365の他のサービスとの連携はシームレスに行えます。

  • 操作性:Power Automateは、Microsoft製品との親和性が高く、直感的なインターフェースで操作できます。Zapierもドラッグ&ドロップで簡単に操作できますが、より多くの機能を備えているため、慣れるまでに時間がかかる場合があります。

  • 高度な機能:Power Automateは、条件分岐や繰り返し処理など、高度な機能を備えており、複雑なワークフローの自動化に適しています。Zapierも高度な機能を利用できますが、Power Automateの方がより柔軟性の高い自動化が可能です。

  • 料金プラン:Zapierは、無料プランからエンタープライズプランまで、幅広い料金プランを提供しています。Power Automateも無料プランがありますが、有料プランは機能制限が少なく、より多くのフローを実行できます。

5-2. 料金比較

Power AutomateとZapierの料金プランは、利用できる機能や実行回数によって異なります。

  • Power Automate:無料プランでは、限られた数のフローと実行回数しか利用できません。有料プランは、ユーザー数や実行回数に応じて、複数のプランが用意されています。Microsoft 365のライセンスに含まれる場合もあり、お得に利用できる可能性があります。

  • Zapier:Zapierも無料プランがありますが、利用できるタスク数やZap(連携フロー)の数に制限があります。有料プランは、タスク数やZapの数が増えるだけでなく、高度な機能も利用できるようになります。ニーズに合わせて、適切なプランを選択しましょう。

どちらのツールも、無料トライアルや無料プランを利用して、実際に試してみることをおすすめします。自社の業務に合ったツールかどうかを、事前に確認することができます。

5-3. どちらがおすすめ?

Power AutomateとZapier、どちらを選ぶかは、自社のニーズや状況によって異なります。以下に、それぞれのツールがおすすめなケースをまとめます。

  • Power Automateがおすすめなケース:

    • Microsoft 365をメインで利用している場合

    • Microsoft製品との連携を重視する場合

    • 複雑なワークフローの自動化を行いたい場合

    • Power Automateの操作性に慣れている場合

  • Zapierがおすすめなケース:

    • 様々なWebサービスとの連携を行いたい場合

    • Microsoft以外のサービス(Google Workspace、Slackなど)との連携を重視する場合

    • 多くのアプリとの連携が必要な場合

どちらのツールも、フォームデータの自動化に役立ちますが、自社の環境や目的に合わせて、最適なツールを選択することが重要です。無料トライアルなどを活用して、両方のツールを比較検討し、最適なソリューションを見つけましょう。

6. フォームデータ自動化の注意点とトラブルシューティング

6. フォームデータ自動化の注意点とトラブルシューティング

フォームデータの自動化は非常に便利ですが、導入する際にはいくつかの注意点があります。また、予期せぬトラブルが発生した場合に備え、適切な対処法を知っておくことも重要です。このセクションでは、フォームデータ自動化における注意点と、トラブルシューティングについて解説します。

6-1. セキュリティに関する注意点

フォームデータには、個人情報や機密情報が含まれる場合があります。そのため、セキュリティ対策は非常に重要です。以下に、セキュリティに関する主な注意点を挙げます。

  • データの暗号化:フォームデータは、保存時や転送時に暗号化されている必要があります。これにより、万が一データが漏洩した場合でも、内容を読み取ることが困難になります。

  • アクセス制限:フォームデータへのアクセスは、許可されたユーザーのみに制限する必要があります。アクセス権限を適切に設定し、不正アクセスを防ぎましょう。

  • データのバックアップ:データのバックアップを定期的に行い、万が一のデータ損失に備えましょう。バックアップは、別の場所に保管することが重要です。

  • セキュリティソフトの導入:フォームデータが保存されているサーバーやデバイスには、最新のセキュリティソフトを導入し、マルウェアやウイルスから保護しましょう。

  • 情報漏洩対策:個人情報保護法などの関連法規を遵守し、情報漏洩対策を徹底しましょう。

6-2. データの正確性に関する注意点

自動化によってデータ入力の効率は上がりますが、データの正確性を確保することも重要です。以下に、データの正確性に関する主な注意点を挙げます。

  • 入力規則の設定:フォームに入力規則を設定し、誤ったデータの入力を防ぎましょう。例えば、メールアドレスの形式チェックや、数値の範囲指定などを行います。

  • データの検証:自動化されたデータ入力後、定期的にデータの検証を行い、誤りがないか確認しましょう。手動でのチェックや、データの整合性チェックなどを行います。

  • エラーハンドリング:データ入力中にエラーが発生した場合の処理を設計しておきましょう。エラーメッセージを表示したり、エラーログを記録したりするなど、適切な対応が必要です。

  • データのクレンジング:データのクレンジング(データの修正、重複の削除など)を定期的に行い、データの品質を保ちましょう。

6-3. 自動化ツールの選定と設定に関する注意点

Power AutomateやZapierなどの自動化ツールは、非常に便利ですが、ツールの選定や設定にも注意が必要です。以下に、自動化ツールの選定と設定に関する主な注意点を挙げます。

  • ツールの互換性:使用しているフォームサービスや、連携先のサービスとの互換性を確認しましょう。互換性がない場合は、別のツールを検討する必要があります。

  • ツールの機能:自社のニーズに合った機能が、そのツールに備わっているか確認しましょう。例えば、Excelへのデータ保存だけでなく、データベースへの連携も必要な場合は、データベース連携に対応したツールを選ぶ必要があります。

  • 設定のテスト:自動化フローの設定後、必ずテストを行い、正しく動作することを確認しましょう。テストデータを使用して、データの流れや、エラー発生時の処理などを確認します。

  • 設定のドキュメント化:設定内容をドキュメント化しておきましょう。これにより、設定変更や、トラブル発生時の対応が容易になります。

  • ツールの費用:無料プランと有料プランがあり、機能や利用できる回数などが異なるため、費用対効果を考慮して最適なプランを選択しましょう。

6-4. トラブルシューティング

自動化フローが正常に動作しない場合、いくつかの原因が考えられます。以下に、一般的なトラブルシューティングの手順を挙げます。

  1. エラーメッセージの確認:エラーメッセージを確認し、問題の原因を特定します。エラーメッセージは、問題解決のヒントになります。

  2. フローの再確認:フローの設定に誤りがないか、再度確認します。トリガー、アクション、データのマッピングなど、細部まで確認しましょう。

  3. 接続の確認:連携先のサービスとの接続が、正常に確立されているか確認します。認証情報や、APIキーなどが正しいか確認しましょう。

  4. ログの確認:ログを確認し、エラーの詳細や、データの流れを追跡します。ログは、問題の原因を特定するのに役立ちます。

  5. サポートの利用:問題が解決しない場合は、ツールのサポートを利用しましょう。FAQや、コミュニティフォーラムなどで、解決策を探すこともできます。

  6. 代替手段の検討:問題が解決しない場合は、別のツールを検討したり、手動での処理に切り替えたりすることも検討しましょう。

これらの注意点とトラブルシューティングの知識を活かすことで、フォームデータの自動化を安全かつ効果的に運用することができます。

7. フォームデータ自動化の活用事例

このセクションでは、Power AutomateとZapierを活用したフォームデータ自動化の具体的な活用事例を、営業部門、マーケティング部門、人事部門の3つの主要な部門に分けてご紹介します。各部門における課題、自動化による解決策、具体的な設定例を提示することで、読者の皆様が自社の業務にどのように自動化を適用できるかを具体的にイメージできるようにします。

7-1. 営業部門での活用例

営業部門では、顧客からの問い合わせ対応、商談管理、見込み客の獲得など、様々な場面でフォームが利用されています。手作業でのデータ入力や情報共有の遅延は、業務効率を低下させるだけでなく、顧客対応の質の低下にもつながりかねません。Power AutomateやZapierを活用することで、これらの課題を解決し、営業活動を加速させることができます。

  • 課題:顧客からの問い合わせ内容を手動でCRMシステムに入力しているため、入力に時間がかかり、対応が遅れることがある。

  • 自動化による解決策:Webサイトの問い合わせフォームからの情報を、Power AutomateまたはZapierを使用して、CRMシステムに自動的に登録する。

  • 具体的な設定例:

    1. Webサイトの問い合わせフォームと、CRMシステム(Salesforce、HubSpotなど)を連携させます。

    2. Power AutomateまたはZapierで、フォームの回答が送信されたことをトリガーに設定します。

    3. アクションとして、CRMシステムへのデータ登録を設定します。フォームの各項目を、CRMシステムの対応する項目にマッピングします。

    4. これにより、問い合わせ内容が自動的にCRMシステムに登録され、営業担当者は迅速に顧客対応を開始できます。

7-2. マーケティング部門での活用例

マーケティング部門では、リード獲得、アンケート調査、イベント管理など、フォームが重要な役割を果たしています。フォームデータの活用は、マーケティング戦略の立案や効果測定に不可欠ですが、データの収集・整理に手間がかかる、データ分析に時間がかかるなどの課題も存在します。自動化により、これらの課題を解決し、マーケティング活動を効率化できます。

  • 課題:Webサイトの資料請求フォームからの情報を、手動でメールマーケティングツールに入力しているため、時間と手間がかかる。アンケート結果の集計に時間がかかり、迅速な分析ができない。

  • 自動化による解決策:資料請求フォームからの情報を、Power AutomateまたはZapierを使用して、メールマーケティングツールに自動的に登録する。アンケート結果を自動的に集計し、分析に活用する。

  • 具体的な設定例:

    1. Webサイトの資料請求フォームと、メールマーケティングツール(Mailchimp、GetResponseなど)を連携させます。

    2. Power AutomateまたはZapierで、フォームの回答が送信されたことをトリガーに設定します。

    3. アクションとして、メールマーケティングツールへの連絡先登録を設定します。フォームの各項目を、メールマーケティングツールの対応する項目にマッピングします。さらに、サンキューメールを自動送信する設定も可能です。

    4. アンケートフォームとGoogleスプレッドシートを連携させ、回答結果を自動的に保存します。Power BIなどのBIツールと連携し、データ分析を効率化します。

7-3. 人事部門での活用例

人事部門では、採用応募、従業員からの問い合わせ、勤怠管理など、様々な場面でフォームが利用されています。手作業でのデータ入力や、情報共有の遅延は、人事部門の業務効率を低下させるだけでなく、従業員満足度の低下にもつながりかねません。Power AutomateやZapierを活用することで、これらの課題を解決し、人事部門の業務を効率化できます。

  • 課題:採用応募フォームからの情報を、手動で採用管理システムに入力しているため、入力に時間がかかり、応募者の管理に手間がかかる。

  • 自動化による解決策:採用応募フォームからの情報を、Power AutomateまたはZapierを使用して、採用管理システムに自動的に登録する。従業員からの問い合わせ内容を、FAQサイトに自動的に登録する。

  • 具体的な設定例:

    1. 採用応募フォームと、採用管理システム(ATS)を連携させます。

    2. Power AutomateまたはZapierで、フォームの回答が送信されたことをトリガーに設定します。

    3. アクションとして、採用管理システムへの応募者情報の登録を設定します。フォームの各項目を、採用管理システムの対応する項目にマッピングします。

    4. 従業員からの問い合わせフォームと、FAQサイトを連携させ、問い合わせ内容をFAQサイトに自動的に登録します。これにより、人事担当者の負担を軽減し、従業員が自己解決できる環境を構築します。

8. まとめ:フォームデータ自動化で、あなたの業務を劇的に変える!

フォームデータの自動化は、業務効率を劇的に向上させる強力な手段です。この記事では、Power AutomateとZapierを活用して、フォームデータをExcelやスプレッドシートに自動保存する方法、データ分析やマーケティングへの活用方法を解説しました。手作業でのデータ入力から解放され、より戦略的な業務に集中できるでしょう。具体的な設定手順と事例を参考に、ぜひあなたの業務に自動化を取り入れてみてください。

フォームデータの自動化は、あなたのビジネスを次のレベルへと引き上げる力を持っています。Power AutomateやZapierを活用し、業務を劇的に変えていきましょう!

この記事で紹介したPower AutomateやZapierを活用したフォームデータ自動化について、もっと詳しく知りたい、自社の業務にどのように適用できるか相談したいという方は、ぜひホームページの運用はアートクリックまでお問い合わせください。

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