ホームページの問い合わせフォーム、Googleフォーム vs 自作フォームの選び方
2025年05月27日

ホームページ制作において、顧客との最初の接点となる「問い合わせフォーム」。あなたは、Googleフォーム、それとも自作フォーム、どちらを選びますか?
それぞれのフォームには、メリットとデメリットがあり、自社の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。この記事では、Googleフォームと自作フォームを徹底比較し、それぞれの特徴や、選び方のポイントを分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたも最適なメールフォームを見つけ、顧客からの問い合わせをスムーズに受信できるようになるでしょう。
目次
1. はじめに:ホームページの問い合わせフォーム、何を選ぶ?
ホームページ制作において、問い合わせフォームは、顧客との最初の接点となる重要な要素です。Googleフォーム、自作フォーム、どちらを選ぶべきか、迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、それぞれのフォームの特徴を比較し、あなたのホームページに最適なフォーム選びをサポートします。
1. はじめに:ホームページの問い合わせフォーム、何を選ぶ?
ホームページの問い合わせフォームは、顧客からの問い合わせを受け付け、ビジネスチャンスを広げるための重要なツールです。しかし、フォームの種類は多く、どれを選ぶべきか悩む方もいるでしょう。Googleフォームは手軽に始められる一方で、自作フォームは自由度が高いという特徴があります。この記事では、これらのフォームを比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。この記事を読むことで、あなたのホームページに最適なフォームを見つけることができるでしょう。
2. Googleフォームとは?メリット・デメリット
2-1. Googleフォームのメリット
Googleフォームは、Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用できるフォーム作成ツールです。その手軽さと多機能性から、多くの人に利用されています。主なメリットとしては、以下の点が挙げられます。
無料での利用:Googleアカウントがあれば、追加費用なしでフォームを作成し、利用できます。中小企業や個人事業主にとって、費用を抑えられる点は大きな魅力です。
簡単な操作性:直感的に操作できるインターフェースで、フォーム作成の初心者でも簡単に使いこなせます。質問項目の追加、編集、レイアウトの変更などがスムーズに行えます。
豊富なテンプレート:さまざまな用途に対応したテンプレートが用意されており、アンケート、問い合わせフォーム、イベント参加申し込みなど、目的に合ったフォームをすぐに作成できます。
高いカスタマイズ性:テーマカラーの変更や、ロゴの追加など、デザインをある程度カスタマイズできます。Google Workspaceの他のサービスとの連携も可能です。
データ分析機能:回答の集計やグラフ表示など、基本的なデータ分析機能が標準で搭載されています。回答結果をCSV形式でダウンロードすることも可能です。
高いセキュリティ:Googleの強固なセキュリティ基盤に基づいており、安心して利用できます。スパム対策機能も備わっています。
スマホ対応:レスポンシブデザインに対応しており、スマートフォンやタブレットからでも快適に利用できます。
2-2. Googleフォームのデメリット
一方、Googleフォームには、以下のようなデメリットも存在します。自社のニーズに合致するかどうかを検討する上で、これらの点も考慮する必要があります。
デザインの自由度の制限:デザインのカスタマイズには限界があり、自社のブランドイメージを完全に反映させることは難しい場合があります。より高度なデザインを求める場合は、他のフォーム作成ツールを検討する必要があります。
高度な機能の制限:複雑な条件分岐や、高度なデータ連携など、高度な機能は利用できません。より複雑なフォームを作成したい場合は、自作フォームなどを検討する必要があります。
広告表示:無料版では、フォーム内にGoogleの広告が表示される場合があります。これがブランドイメージを損なう可能性があるため、注意が必要です。
データの保存期間:Googleフォームのデータ保存期間は、Googleのサービス利用規約に準拠します。長期間のデータ保存が必要な場合は、別途バックアップを取る必要があります。
オフラインでの利用不可:Googleフォームは、オンライン環境でのみ利用可能です。オフライン環境でフォームを利用したい場合は、他の方法を検討する必要があります。
個人情報保護への配慮:フォームに入力された個人情報は、Googleのプライバシーポリシーに従って取り扱われます。個人情報保護に関する自社のポリシーと整合性があるか確認する必要があります。
3. 自作フォームとは?メリット・デメリット
3-1. 自作フォームのメリット
自作フォームの最大のメリットは、自由度の高さです。HTML、CSS、JavaScript、PHPなどの言語を駆使することで、デザイン、機能、セキュリティなど、あらゆる面で自社のニーズに合わせたフォームを作成できます。具体的なメリットとしては、以下の点が挙げられます。
自由なデザイン:デザインを自由にカスタマイズできるため、自社のブランドイメージを最大限に反映したフォームを作成できます。ロゴ、カラー、フォントなどを自由に設定し、企業の個性を表現できます。
高度な機能の実装:複雑な条件分岐、動的な入力項目の追加、外部システムとの連携など、高度な機能を実装できます。例えば、入力内容に応じて表示項目を変化させたり、データベースと連携して情報を自動的に保存したりすることが可能です。
セキュリティの強化:セキュリティ対策を自社でコントロールできるため、より強固なセキュリティ対策を施すことができます。スパム対策、不正アクセスの防止など、自社の状況に合わせてセキュリティレベルを調整できます。
費用削減の可能性:外部のフォーム作成ツールを利用する場合と比較して、長期的に見れば費用を抑えられる可能性があります。ただし、自作フォームの開発・運用には、専門的な知識や技術が必要となります。
SEO対策との連携:フォームを自社サイトに直接組み込むため、SEO対策との連携が容易です。フォームの設置場所やコンテンツ内容を最適化することで、検索エンジンの評価を高め、より多くの顧客を獲得できる可能性があります。
3-2. 自作フォームのデメリット
一方で、自作フォームには、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解した上で、自社にとって最適な選択肢を検討する必要があります。
専門知識と技術が必要:HTML、CSS、JavaScript、PHPなどの専門知識と技術が必要です。これらの知識がない場合は、外部の専門家に依頼する必要があり、コストがかかります。
開発期間とコスト:フォームの開発には、ある程度の期間とコストがかかります。デザイン、機能の実装、テストなど、多くの工程が必要となります。
セキュリティリスク:セキュリティ対策を自社で行う必要があるため、セキュリティに関する知識が不足していると、脆弱性のあるフォームを作成してしまう可能性があります。
メンテナンスとアップデート:フォームの運用開始後も、メンテナンスやアップデートが必要です。技術的な問題が発生した場合や、セキュリティ上の脆弱性が見つかった場合は、迅速に対応する必要があります。
スパム対策:スパム対策を自社で行う必要があります。スパムメールの受信を防ぐためには、CAPTCHAの導入や、その他の対策を講じる必要があります。
エラー対応:エラーが発生した場合、自力で原因を特定し、修正する必要があります。専門知識がない場合は、問題解決に時間がかかる可能性があります。
4. Googleフォーム vs 自作フォーム:徹底比較
4-1. 機能の比較
Googleフォームと自作フォームでは、利用できる機能に大きな違いがあります。Googleフォームは、基本的なフォーム機能に特化しており、手軽に利用できる点が魅力です。一方、自作フォームは、自由度が高く、高度な機能を実装できます。
Googleフォームは、質問形式の選択肢が豊富で、テキスト入力、単一選択、複数選択、プルダウン、日付選択、ファイルアップロードなど、さまざまな形式に対応しています。回答の必須/任意設定、回答のバリデーション(入力形式の制限)も可能です。また、Googleスプレッドシートとの連携により、回答データを自動的に集計・分析できます。ただし、高度な条件分岐や、外部システムとの連携といった機能は、標準では利用できません。
自作フォームは、HTML、CSS、JavaScript、PHPなどの言語を用いて、自由にフォームを作成できます。デザインや機能のカスタマイズ性が高く、自社の要件に合わせたフォームを構築できます。例えば、入力内容に応じて表示項目を変化させたり、データベースと連携して情報を自動的に保存したりすることが可能です。ただし、高度な知識と技術が必要となり、開発に時間とコストがかかる場合があります。
4-2. 費用の比較
Googleフォームは、Googleアカウントを持っていれば無料で利用できます。初期費用やランニングコストがかからないため、費用を抑えたい場合に適しています。ただし、高度な機能を利用するためには、Google Workspaceの有料プランに加入する必要がある場合があります。また、フォーム内にGoogleの広告が表示される場合があるため、注意が必要です。
自作フォームは、初期費用として、開発費用や、サーバーのレンタル費用などが発生します。専門家に開発を依頼する場合は、さらに費用がかかります。ただし、長期的に見れば、自社でフォームを管理できるため、ランニングコストを抑えられる可能性があります。また、セキュリティ対策や、機能追加など、自社のニーズに合わせて柔軟に対応できます。
4-3. カスタマイズ性の比較
Googleフォームは、デザインのカスタマイズに制限があります。テーマカラーの変更や、ロゴの追加はできますが、細かなデザイン調整はできません。自社のブランドイメージを完全に反映させることは難しい場合があります。
自作フォームは、デザインを自由にカスタマイズできます。HTML、CSSを用いて、ロゴ、カラー、フォントなどを自由に設定し、自社のブランドイメージを最大限に反映できます。デザインだけでなく、フォームのレイアウトや、表示方法なども自由に調整できます。
4-4. セキュリティの比較
Googleフォームは、Googleの強固なセキュリティ基盤に基づいており、安心して利用できます。スパム対策機能も備わっており、ある程度のセキュリティ対策が施されています。ただし、個人情報保護に関する自社のポリシーと整合性があるか確認する必要があります。
自作フォームは、セキュリティ対策を自社で行う必要があります。スパム対策、不正アクセスの防止、情報漏洩対策など、自社の状況に合わせてセキュリティレベルを調整できます。ただし、セキュリティに関する専門知識が必要となり、適切な対策を講じないと、セキュリティリスクが高まる可能性があります。
4-5. 運用の比較
Googleフォームは、Googleのサービスとして提供されているため、サーバーの管理や、システムのメンテナンスは不要です。フォームの作成、公開、データ収集、分析などを、手軽に行うことができます。ただし、Googleのサービスが停止した場合、フォームも利用できなくなる可能性があります。
自作フォームは、サーバーの管理や、システムのメンテナンスを自社で行う必要があります。技術的な問題が発生した場合や、セキュリティ上の脆弱性が見つかった場合は、迅速に対応する必要があります。ただし、自社でフォームを管理できるため、柔軟な運用が可能です。
WordPressでのフォーム実装方法
WordPressでのフォーム実装方法
WordPressは、世界中で広く利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。その人気の理由の一つに、豊富なプラグインによる機能拡張の容易さがあります。問い合わせフォームも、プラグインを利用することで、簡単に実装できます。ここでは、WordPressでのフォーム実装方法について、詳しく解説します。
プラグインの選定
WordPressでフォームを実装するには、まずプラグインを選定する必要があります。多くのフォーム作成プラグインが存在しますが、代表的なものとして、Contact Form 7、WPForms、Jetpackなどが挙げられます。これらのプラグインは、それぞれ特徴が異なりますので、自社のニーズに合ったものを選びましょう。
Contact Form 7:無料で利用できることが大きなメリットです。カスタマイズ性が高く、HTMLやCSSの知識があれば、自由度の高いフォームを作成できます。ただし、設定にはある程度の知識が必要です。
WPForms:ドラッグ&ドロップでフォームを作成できるため、初心者でも簡単に利用できます。有料版では、高度な機能も利用できます。
Jetpack:WordPress.comの公式プラグインです。フォーム機能だけでなく、セキュリティ対策やサイト高速化など、さまざまな機能が利用できます。
これらのプラグインの比較検討を行い、自社の要件に最適なものを選びましょう。
プラグインのインストールと有効化
プラグインを選定したら、WordPressにインストールし、有効化します。WordPressの管理画面から、プラグインの新規追加を行い、選定したプラグインを検索してインストールします。インストール後、プラグインを有効化することで、フォームの作成が可能になります。
フォームの作成
プラグインを有効化したら、フォームを作成します。プラグインごとにフォームの作成方法が異なりますが、一般的には、管理画面からフォームの新規作成を行い、質問項目を追加していきます。テキスト入力、メールアドレス、チェックボックス、ラジオボタンなど、さまざまな質問項目が用意されていますので、必要な項目を選択し、設定を行います。フォームのデザインやレイアウトも、プラグインの機能を使ってカスタマイズできます。
フォームの公開
フォームを作成したら、自社のホームページに公開します。各プラグインには、フォームを公開するためのショートコードが用意されています。このショートコードを、ホームページの投稿や固定ページに貼り付けることで、フォームを表示できます。フォームの設置場所やデザインを調整し、最適な形で公開しましょう。
注意点
WordPressでフォームを実装する際には、いくつかの注意点があります。まず、セキュリティ対策です。スパム対策として、CAPTCHAの導入や、reCAPTCHAの設定を行いましょう。また、個人情報の取り扱いには十分注意し、プライバシーポリシーを明記しましょう。さらに、フォームの動作確認を徹底し、正常に動作することを確認してから公開しましょう。
WordPressのプラグインを利用することで、簡単にフォームを実装できます。プラグインの選定、インストール、フォームの作成、公開の手順を踏み、セキュリティ対策を忘れずに行いましょう。
6. セキュリティ対策:メールフォームを安全に利用するために
スパム対策
メールフォームは、スパムの標的になりやすいです。スパムとは、迷惑メールや不正な情報を送信する行為のことです。スパムメールは、企業の信頼を損なうだけでなく、顧客からの問い合わせを見逃す原因にもなります。スパム対策として、CAPTCHA(画像認証)の導入や、reCAPTCHAの設定が有効です。CAPTCHAは、人間とボットを区別するためのもので、フォーム送信前に画像に表示された文字を入力させることで、スパムボットによる自動送信を防ぎます。reCAPTCHAは、Googleが提供するCAPTCHAの一種で、より高度なスパム対策が可能です。また、スパム対策として、メールアドレスの形式チェックや、ブラックリストの利用なども検討しましょう。
不正アクセス対策
不正アクセスとは、第三者がフォームを悪用して、不正な情報を送信したり、情報を盗み取ったりする行為です。不正アクセスを防ぐためには、フォームの脆弱性をなくすことが重要です。フォームの入力項目を適切にバリデーションし、悪意のあるコードの実行を防ぐ必要があります。また、SSL/TLSによる通信の暗号化を行い、データの送受信を安全に行う必要があります。SSL/TLSは、Webサイトとブラウザ間の通信を暗号化する技術で、第三者によるデータの盗聴を防ぎます。さらに、定期的なセキュリティ診断や、脆弱性診断を行い、フォームのセキュリティレベルを常に最新の状態に保つことが重要です。
個人情報保護対策
メールフォームを通じて収集した個人情報は、適切に保護する必要があります。個人情報保護法などの関連法規を遵守し、個人情報の取り扱いに関するプライバシーポリシーを明確に提示する必要があります。プライバシーポリシーには、個人情報の利用目的、第三者への提供、開示に関する内容を記載します。また、個人情報の保管・管理には十分注意し、不正アクセスや情報漏洩を防ぐための対策を講じる必要があります。個人情報保護対策として、個人情報を暗号化して保存したり、アクセス権限を制限したりすることが有効です。さらに、個人情報保護に関する従業員教育を行い、情報セキュリティ意識を高めることも重要です。
その他
メールフォームを安全に利用するためには、上記以外にも様々な対策が必要です。例えば、フォームのバックアップを定期的に行い、万が一の事態に備えることが重要です。また、フォームのログを記録し、不正なアクセスや異常な動作を監視することも有効です。さらに、セキュリティに関する最新情報を収集し、常に最新のセキュリティ対策を講じる必要があります。セキュリティ対策は、一度行えば終わりではありません。常に最新の脅威に対応し、セキュリティレベルを向上させる努力が必要です。メールフォームを安全に利用することで、顧客からの信頼を得て、ビジネスの成長に繋げることができます。
7. まとめ:あなたのホームページに最適なメールフォームを選びましょう
ホームページの問い合わせフォーム、Googleフォームと自作フォームについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
どちらのフォームにもメリットとデメリットがあり、自社の状況や目的に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。Googleフォームは手軽に始められ、無料で利用できる点が魅力です。一方、自作フォームは自由度が高く、高度なカスタマイズが可能です。
この記事が、あなたのホームページに最適なメールフォームを見つけるための一助となれば幸いです。セキュリティ対策を万全にし、顧客からの信頼を得られるフォームを構築しましょう。そして、ビジネスの成長に繋げていきましょう。
8. まとめ:最適なメールフォームを選び、ビジネスを成長させましょう
ホームページの問い合わせフォーム、Googleフォームと自作フォームについて解説しました。
どちらのフォームにもメリットとデメリットがあり、自社の状況や目的に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。Googleフォームは手軽に始められ、無料で利用できる点が魅力です。一方、自作フォームは自由度が高く、高度なカスタマイズが可能です。
この記事が、あなたのホームページに最適なメールフォームを見つけるための一助となれば幸いです。セキュリティ対策を万全にし、顧客からの信頼を得られるフォームを構築しましょう。
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