パンフレットとホームページ、デザインは統一すべき理由
2026年01月23日

目次
パンフレットとホームページ、デザインは統一すべき理由
企業の顔として、パンフレットとホームページはどちらも重要な役割を担っています。しかし、デザインが統一されていないと、顧客に「別の会社?」という印象を与え、ブランドイメージを損なう可能性があります。
「パンフレットはスタイリッシュなのに、ホームページは古臭い…」
「ホームページで見た商品が、パンフレットでは見つからない…」
このような経験はないでしょうか? これらは、デザインが統一されていないために起こる問題です。
本記事では、パンフレットとホームページのデザインを統一することで得られるメリットを解説します。ブランドイメージの向上はもちろん、コスト削減や顧客体験の向上にも繋がります。デザイン統一のデメリットや注意点も解説しますので、ぜひ貴社のデザイン戦略にお役立てください。この記事を読めば、明日からデザイン統一に向けた具体的なアクションを起こせるようになるでしょう。
デザイン統一のデメリットと注意点
デザイン統一は多くのメリットをもたらしますが、同時にデメリットや注意点も存在します。これらを理解した上で、自社の状況に最適なデザイン戦略を立てることが重要です。
デザインの制約
パンフレットとホームページは、それぞれ異なる特性を持つ媒体です。デザインを統一することで、各媒体の特性に合わせた最適な表現が難しくなる場合があります。
情報量の違い: パンフレットは物理的な制約があるため、掲載できる情報量に限りがあります。一方、ホームページは情報量を比較的自由に調整できます。デザインを統一する際、パンフレットに合わせた情報量に制限すると、ホームページの情報を十分に伝えられない可能性があります。逆に、ホームページに合わせた情報量をパンフレットに詰め込むと、文字が小さくなりすぎて読みにくくなることがあります。
表現方法の違い: パンフレットは印刷物であるため、写真やイラストなどのビジュアル要素を重視した表現が効果的です。一方、ホームページは動画やアニメーションなど、動きのある表現も可能です。デザインを統一する際、パンフレットに合わせた静的な表現にすると、ホームページの表現力が損なわれる可能性があります。逆に、ホームページに合わせた動的な表現をパンフレットに取り入れることは困難です。
訴求方法の違い: パンフレットは手にとって読んでもらうことを前提としているため、キャッチーなコピーや目を引くデザインで興味を引く必要があります。一方、ホームページは検索エンジンからの流入を意識する必要があるため、SEO対策を考慮したコンテンツ構成にする必要があります。デザインを統一する際、パンフレットに合わせた訴求方法に偏ると、ホームページのSEO効果が低下する可能性があります。
柔軟性の低下
デザイン統一は、ブランドイメージの一貫性を保つ上で有効ですが、同時にデザインの柔軟性を低下させる可能性があります。
臨機応変なデザイン変更の難しさ: デザインを統一すると、キャンペーンや季節イベントなど、特定の目的に合わせたデザイン変更が難しくなる場合があります。例えば、クリスマスキャンペーンを実施する場合、ホームページはクリスマスらしいデザインに変更できますが、パンフレットも同様のデザインに変更するには、印刷コストや時間的な制約が生じます。
デザイン変更の自由度の低下: デザイン統一によって、各媒体のデザイン担当者が自由にデザインを変更することが難しくなります。例えば、ホームページのデザイン担当者が新しいデザインを試したいと思っても、パンフレットのデザインとの整合性を考慮する必要があるため、自由にデザインを変更することができません。
ターゲット層への影響
パンフレットとホームページでターゲット層が異なる場合、デザイン統一が必ずしも最適とは限りません。
ターゲット層の違い: パンフレットは主に既存顧客や展示会などで配布されるため、比較的年齢層の高い層や、インターネットに慣れていない層がターゲットとなる場合があります。一方、ホームページは検索エンジンやSNSなどからアクセスされるため、比較的年齢層の低い層や、インターネットに慣れている層がターゲットとなる場合があります。
デザイン戦略の必要性: 各媒体のターゲット層を考慮せず、デザインを統一すると、ターゲット層に合わせた最適な訴求ができなくなる可能性があります。例えば、年齢層の高い層をターゲットとしたパンフレットのデザインを、年齢層の低い層をターゲットとしたホームページのデザインに合わせると、パンフレットの訴求力が低下する可能性があります。
デザイン戦略の立て方: 各媒体のターゲット層を考慮し、デザイン戦略を立てる必要があります。例えば、パンフレットとホームページでターゲット層が異なる場合は、デザインの基本要素(カラー、フォント、ロゴなど)は統一しつつも、レイアウトやコンテンツ構成は各媒体のターゲット層に合わせて最適化するなどの工夫が必要です。
ターゲット層の違いを考慮した上で、デザイン戦略を立てることが重要です。パンフレットで興味を持った人がホームページで安心して比較・検討できる状態をつくることで、問い合わせや資料請求などの行動につながりやすくなります。特に会社のホームページでは、導線(ボタン配置・入力フォーム・スマホ表示)まで含めて見直すと、反響が大きく変わります。
パンフレットとホームページのデザイン要素比較表
レイアウト
パンフレットとホームページでは、レイアウトの目的と制約が大きく異なります。パンフレットは印刷物であるため、物理的な制約があり、ページ数も限られています。一方、ホームページはWebサイトであるため、スクロールが可能であり、情報量を多く掲載できます。
なおホームページは、パンフレットと違って「検索で見つけてもらう導線」がある媒体です。そのため、デザイン統一に加えて、見出し設計や導線(回遊・問い合わせ)まで含めた設計が成果に直結します。
| 要素 | パンフレット | ホームページ |
|---|---|---|
| 目的 | 情報を整理し、視覚的に訴求する | 情報を網羅的に提供し、ユーザーの行動を促す |
| 制約 | ページ数、印刷コスト、物理的なサイズ | スクロール、画面サイズ、表示速度 |
| レイアウト | 情報を階層的に整理し、見出しや画像を効果的に配置する | ユーザーインターフェース(UI)を考慮し、ナビゲーションを最適化する |
| 注意点 | 情報を絞り込み、重要な要素を強調する | レスポンシブデザインを考慮し、様々なデバイスで適切に表示されるようにする |
| 統一ポイント | グリッドシステムを共通化し、要素の配置ルールを統一する | ヘッダー、フッター、サイドバーなどの共通要素のデザインを統一する |
| 調整ポイント | 印刷物の特性に合わせて、余白やフォントサイズを調整する | ユーザーの行動を分析し、ヒートマップやA/Bテストなどを活用してレイアウトを最適化する |
カラーパレット
カラーパレットは、ブランドイメージを決定づける重要な要素です。パンフレットとホームページで一貫したカラーパレットを使用することで、ブランド認知度を高めることができます。
| 要素 | パンフレット | ホームページ |
|---|---|---|
| 目的 | ブランドイメージを表現し、視覚的な魅力を高める | ブランドイメージを表現し、Webサイトのユーザビリティを高める |
| 制約 | 印刷色数、紙質 | モニターの色再現性、Webアクセシビリティ |
| カラー | ブランドカラーを基調とし、アクセントカラーを効果的に使用する | ブランドカラーを基調とし、Webサイトの目的に合わせて配色を調整する。例えば、コンバージョンボタンには目立つ色を使用する |
| 注意点 | CMYKカラーで色指定し、印刷時の色味を確認する | Webセーフカラーを使用し、Webアクセシビリティガイドライン(WCAG)に準拠する |
| 統一ポイント | ブランドカラーを定義し、RGB、CMYK、HEXなどのカラーコードを統一する | カラーコントラスト比を適切に設定し、視覚障碍者にも配慮する |
| 調整ポイント | 印刷物の質感に合わせて、色の濃淡や彩度を調整する | Webサイトの背景色、テキスト色、リンク色などを調整し、視認性を高める |
フォント
フォントは、テキストの可読性やブランドイメージに影響を与えます。パンフレットとホームページで一貫したフォントを使用することで、ブランドの一体感を演出できます。
| 要素 | パンフレット | ホームページ |
|---|---|---|
| 目的 | テキストの可読性を高め、ブランドイメージを表現する | テキストの可読性を高め、Webサイトのユーザビリティを向上させる。また、SEO対策としても重要 |
| 制約 | 印刷時の再現性、書体の種類 | Webフォントの利用、表示速度 |
| フォント | ブランドイメージに合ったフォントを選択し、適切なサイズと行間を設定する | Webフォントまたはシステムフォントを使用し、レスポンシブデザインに対応したフォントサイズを設定する。適切な行間、文字間を設定し、可読性を高める。SEO対策として、h1,h2などの見出しタグにキーワードを含める |
| 注意点 | 著作権に注意し、商用利用可能なフォントを使用する | ライセンスに注意し、Webフォントの利用規約を確認する |
| 統一ポイント | ブランドで使用するフォントを定義し、ウェイト(太さ)やスタイル(斜体など)を統一する | 見出し、本文、注釈など、要素ごとに使用するフォントの種類、サイズ、色などを統一する |
| 調整ポイント | 印刷物の特性に合わせて、フォントサイズや行間を調整する | ユーザーエージェント(ブラウザ)やデバイスによって表示が異なる場合があるため、確認と調整を行う |
画像・イラスト
画像やイラストは、視覚的な訴求力を高め、情報を分かりやすく伝える役割を果たします。パンフレットとホームページで一貫したスタイルを使用することで、ブランドイメージを強化できます。
| 要素 | パンフレット | ホームページ |
|---|---|---|
| 目的 | 視覚的な訴求力を高め、情報を分かりやすく伝える | 視覚的な訴求力を高め、情報を分かりやすく伝える。Webサイトのエンゲージメントを高める。SEO対策として、alt属性に適切なキーワードを含める |
| 制約 | 印刷品質、画像解像度 | ファイルサイズ、表示速度、著作権 |
| 画像 | 高解像度の画像を使用し、印刷に適した色調整を行う | 画像を最適化し、ファイルサイズを小さくする。レスポンシブイメージを使用し、デバイスごとに適切な画像サイズを表示する。alt属性を適切に設定し、SEO対策を行う |
| イラスト | ブランドイメージに合ったイラストを使用する | SVG形式のイラストを使用し、拡大縮小しても画質が劣化しないようにする。アニメーションやインタラクションを追加し、Webサイトの魅力を高める |
| 注意点 | 著作権に注意し、商用利用可能な画像やイラストを使用する | 画像の著作権に注意し、ライセンスを確認する。フリー素材を使用する場合は、利用規約を遵守する |
| 統一ポイント | ブランドイメージに合った画像やイラストのスタイルを定義する | 画像やイラストの配置、色調、加工などを統一する |
| 調整ポイント | 印刷物の特性に合わせて、画像の色味や明るさを調整する | Webサイトの表示速度を考慮し、画像の圧縮率を調整する。Lazy Loadを実装し、初期表示に必要な画像のみを読み込むようにする |
コンテンツ構成
コンテンツ構成は、情報の整理と伝達において重要な役割を果たします。パンフレットとホームページで一貫した情報構造を持つことで、ユーザーは迷うことなく必要な情報にたどり着けます。
| 要素 | パンフレット | ホームページ |
|---|---|---|
| 目的 | 情報を整理し、分かりやすく伝える | 情報を整理し、分かりやすく伝える。Webサイトのユーザビリティを向上させる。SEO対策として、キーワードを適切に配置する |
| 制約 | ページ数、物理的な制約 | ページ数制限は少ないが、ユーザーの離脱を防ぐ必要がある。SEO対策を考慮する必要がある |
| 構成 | 導入、概要、詳細、結論などの順序で構成する | トップページ、サービス紹介、事例紹介、会社概要、お問い合わせなどのページで構成する。サイトマップを作成し、ユーザーが目的のページにたどり着きやすくする |
| 注意点 | 情報を絞り込み、重要な要素を強調する | ユーザーの検索意図を理解し、キーワードを適切に配置する。コンテンツを定期的に更新し、SEO対策を行う |
| 統一ポイント | ブランドメッセージを明確にし、全てのコンテンツに反映させる | パンフレットとホームページで共通する情報を整理し、一貫したメッセージを伝える |
| 調整ポイント | パンフレットでは、視覚的な訴求力を高めるために、画像やイラストを効果的に使用する | ホームページでは、SEO対策を考慮し、キーワードを適切に配置します。ユーザーの行動を分析し、コンテンツを最適化します。また、問い合わせフォームは入力項目を絞り、迷わず送信できる設計にすることで、パンフレットからの誘導効果を最大化できます。 |
デザイン統一を実現するための具体的なステップ
ブランドガイドラインの策定
パンフレットとホームページのデザインを統一する上で、まず不可欠となるのがブランドガイドラインの策定です。ブランドガイドラインとは、企業のロゴ、カラー、フォント、イメージ、トーン&マナーなど、ブランドを構成する要素を定義し、一貫性を保つためのルールをまとめたものです。
ブランドガイドラインを策定することで、デザイン制作に関わるすべての人が、共通の認識を持ち、迷うことなく作業を進めることができます。これにより、デザインの品質が安定し、ブランドイメージの一貫性を維持することが可能になります。
ブランドガイドラインを作成する際のポイントは以下の通りです。
- ロゴの規定: ロゴの正式な形状、使用可能なカラーバリエーション、最小サイズ、周囲の余白などを明確に定義します。ロゴの使用禁止例(変形、色の変更など)も明記することで、誤った使用を防ぎます。
- カラーパレットの定義: ブランドを代表するカラーを定義し、それぞれのカラーコード(RGB、CMYK、Pantoneなど)を明記します。メインカラー、サブカラー、アクセントカラーなどを設定し、使用する場面を具体的に示します。
- フォントの指定: 使用するフォントの種類(和文フォント、欧文フォント)と、各媒体での使用用途(見出し、本文、キャプションなど)を明確にします。フォントサイズや行間なども指定することで、統一感を高めます。
- イメージの規定: 写真やイラストのスタイル、トーン、クオリティなどを定義します。使用する写真の被写体、構図、色調などを具体的に示すことで、ブランドイメージに合致したビジュアル表現を可能にします。
- トーン&マナーの規定: 文章の書き方、言葉遣い、表現方法などを定義します。親しみやすい、プロフェッショナル、誠実など、ブランドが伝えたいイメージに合わせたトーン&マナーを設定します。
デザインテンプレートの作成
ブランドガイドラインに基づき、パンフレットとホームページで共通利用できるデザインテンプレートを作成します。デザインテンプレートとは、レイアウト、カラー、フォントなどが事前に設定された、デザインの雛形となるものです。
デザインテンプレートを作成することで、デザイン制作の効率が向上し、制作コストを削減することができます。また、デザインの品質が安定し、ブランドイメージの一貫性を維持することが可能になります。
デザインテンプレートを作成する際の注意点は以下の通りです。
- 汎用性: 様々なコンテンツに対応できるように、汎用性の高いレイアウトを採用します。テキスト量や画像点数が異なる場合でも、柔軟に対応できるようなデザインにします。
- カスタマイズ性: テンプレートをベースにしつつ、必要に応じてデザインをカスタマイズできるようにします。カラーやフォントなどを変更できる余地を残し、多様なニーズに対応できるようにします。
- レスポンシブ対応: ホームページのデザインテンプレートは、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスに対応できるように、レスポンシブデザインを採用します。
- SEO対策: ホームページのデザインテンプレートは、SEO対策を考慮します。適切なHTML構造、内部リンク、画像最適化などを行い、検索エンジンからの評価を高めます。
制作チームとの連携
パンフレット制作会社とWeb制作会社が連携し、デザインの統一を図ることが重要です。それぞれの制作会社が独立して作業を進めるのではなく、密接なコミュニケーションを取りながら、デザインの方向性を共有し、統一感のあるデザインを作り上げていく必要があります。
コミュニケーションを円滑にするための具体的な方法は以下の通りです。
- 定期的な打ち合わせ: パンフレット制作会社とWeb制作会社が定期的に打ち合わせを行い、進捗状況や課題を共有します。
- 情報共有: ブランドガイドライン、デザインテンプレート、素材データなどを共有し、両社が同じ情報に基づいて作業を進められるようにします。
- デザインレビュー: デザインの進捗状況を定期的にレビューし、デザインの統一性が保たれているかを確認します。
- 担当者の明確化: 各制作会社に担当者を明確にし、スムーズなコミュニケーションを促進します。
Webサイトのフォームを最適化することで、パンフレットからの誘導効果を最大化することも可能です。CLICKY FORM のようなAIチャット機能を備えたフォームは、ユーザー体験を向上させ、問い合わせ完了率を高める効果が期待できます。
まとめ
パンフレットとホームページのデザイン統一は、企業の顔となるブランドイメージを向上させ、一貫した顧客体験を提供する上で非常に有効です。デザインの一貫性は、顧客の信頼感を高め、ブランド認知度の向上に繋がります。また、デザイン要素の共有やテンプレートの活用により、制作コストや修正コストの削減も期待できます。
ただし、デザイン統一には制約や柔軟性の低下といったデメリットも存在します。各媒体の特性やターゲット層の違いを考慮し、バランスの取れたデザイン戦略を立てることが重要です。
今すぐ、以下のステップでデザイン統一に取り組みましょう。
- ブランドガイドラインを策定し、デザインのルールを明確化する。
- パンフレットとホームページで共通利用できるデザインテンプレートを作成する。
- パンフレット制作会社とWeb制作会社が連携し、デザインの統一を図る。
これらの取り組みを通じて、ブランド力を高め、顧客とのより良い関係を築いていきましょう。
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