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印刷デザインの質を劇的に上げる!PP加工の基礎知識からデザイン事例まで徹底解説

2025年08月14日

印刷デザインの質を劇的に上げる!PP加工の基礎知識からデザイン事例まで徹底解説

「印刷物のデザインをもっと魅力的にしたい」「他社との差別化を図りたい」とお考えのあなたへ。この記事では、印刷デザインの質を劇的に向上させるPP加工について、その基礎知識から効果的なデザイン事例、費用相場まで、徹底的に解説します。PP加工の知識を深め、デザインの表現力を格段に向上させ、あなたの印刷物をワンランク上の仕上がりにしましょう。

PP加工とは?デザインにおける重要性

印刷物のデザインにおいて、PP加工は非常に重要な役割を果たします。この加工を施すことで、デザインの表現力は格段に向上し、印刷物の品質を大きく左右するからです。PP加工の基礎知識を理解し、その効果を最大限に活かすことで、デザインの可能性を広げることができます。

PP加工の基礎知識:種類と特徴

PP加工とは、ポリプロピレン(PP)フィルムを印刷物に圧着する加工のことです。この加工には、大きく分けてツヤ加工、マットPP加工、そして特殊な加工があります。それぞれの加工方法によって、印刷物の仕上がりや印象が大きく変わるため、デザインの目的に合わせて適切な加工を選ぶことが重要です。

ツヤPP加工

ツヤPP加工は、表面に光沢を与え、印刷物の色鮮やかさを際立たせる効果があります。写真やイラストを多用したデザイン、高級感を演出したい場合に最適です。光沢感によって、印刷物に華やかさやツヤを与え、目を引く効果が期待できます。

マットPP加工

マットPP加工は、落ち着いた雰囲気や上品さを演出するのに適しています。表面に光沢を抑えたマットな質感を与えることで、しっとりとした手触りと、落ち着いた印象を与えます。高級感だけでなく、洗練されたイメージを表現したい場合に効果的です。

その他のPP加工

この他にも、さまざまな特殊PP加工があります。例えば、エンボス加工やホログラム加工など、個性的な表現を可能にする加工方法です。これらの特殊加工は、デザインに付加価値を与え、他との差別化を図る上で有効です。デザインの目的やターゲット層に合わせて、最適な加工方法を選択することが重要です。

デザインにおけるPP加工のメリット

PP加工は、デザインの表現力を大きく広げ、印刷物の魅力を高める上で欠かせない技術です。このセクションでは、デザインにPP加工を施すことの具体的なメリットを、詳細に解説していきます。耐久性の向上、表現力の幅が広がる点、そして高級感や特別感の演出など、PP加工がもたらす数々の恩恵を理解することで、デザインの可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。

耐久性の向上

PP加工の大きなメリットの一つは、印刷物の耐久性を格段に向上させることです。PPフィルムを表面に圧着することで、摩擦や傷から印刷面を保護し、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。これにより、頻繁に手で触れる機会の多い印刷物や、屋外で使用する印刷物に適しています。例えば、名刺やパンフレット、ポスターなど、日常的に使用される印刷物において、PP加工は耐久性を高め、印刷物の寿命を延ばす効果を発揮します。

表現力の幅が広がる

PP加工は、デザインの表現力を豊かにする効果もあります。ツヤPP加工は、写真やイラストの発色を鮮やかにし、色彩豊かな表現を可能にします。一方、マットPP加工は、落ち着いた雰囲気や上品さを演出し、デザインに深みを与えます。さらに、エンボス加工やホログラム加工などの特殊なPP加工を組み合わせることで、デザインに個性と付加価値を与えることができます。このように、PP加工は、デザインの意図や目的に合わせて、さまざまな表現方法を選択できる柔軟性を提供します。

高級感・特別感の演出

PP加工は、印刷物に高級感や特別感を与える効果があります。ツヤPP加工は、印刷物に光沢とツヤを与え、高級感を演出します。まるで高品質な写真のような仕上がりになり、手に取った人に特別な印象を与えます。マットPP加工は、しっとりとした手触りと落ち着いた雰囲気で、上品さを表現します。どちらの加工も、印刷物の価値を高め、受け取る人の印象を大きく左右します。例えば、高級ブランドのカタログや、特別なイベントの招待状など、特別なシーンで使用する印刷物に、PP加工は最適な選択肢と言えるでしょう。

デザインにおけるPP加工のデメリット

PP加工は、デザインの表現力を高める一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらの点を理解しておくことで、PP加工を施す際の適切な判断材料となり、より効果的なデザイン制作に繋がります。

コストについて

PP加工の大きなデメリットの一つは、コストがかかることです。PP加工は、通常の印刷に比べて工程が増えるため、どうしても費用が高くなります。特に、小ロットの印刷物の場合、PP加工のコストが割高になる傾向があります。予算内で最適なデザインを実現するためには、PP加工の費用対効果を考慮し、他の加工方法との比較検討も必要です。具体的には、印刷会社に見積もりを依頼し、PP加工の費用だけでなく、納期や仕上がりについても確認することが重要です。また、PP加工の種類によっても費用が異なるため、デザインの目的に合わせて適切な加工を選ぶことが求められます。

納期について

PP加工は、通常の印刷に比べて納期が長くなる傾向があります。PPフィルムの圧着や乾燥など、追加の工程が発生するためです。特に、繁忙期や特殊な加工を施す場合は、さらに納期が長くなる可能性があります。納期管理は、デザイン制作において非常に重要な要素です。PP加工を検討する際には、余裕を持ったスケジュールを立て、納期に間に合うように計画を立てる必要があります。印刷会社との綿密な打ち合わせを行い、納期に関する情報を正確に把握しておくことが大切です。

デザインの注意点

PP加工を施す際には、デザイン上の注意点も存在します。例えば、ツヤPP加工の場合、強い光沢によって、デザインの一部が見えにくくなることがあります。細かい文字や繊細なデザインは、光沢によって視認性が損なわれる可能性があるため、注意が必要です。マットPP加工の場合は、指紋が目立ちやすいというデメリットがあります。また、PP加工の種類によっては、インクの乗りが悪くなる場合もあります。これらの点を考慮し、デザインの段階からPP加工後の仕上がりをイメージし、適切なデザイン調整を行うことが重要です。例えば、文字のサイズを大きくしたり、コントラストを調整したりすることで、視認性を高めることができます。印刷会社と事前に相談し、最適なデザインを検討することも有効です。

デザイン事例から学ぶ!PP加工の効果的な活用法

PP加工をデザインに取り入れることで、印刷物の表現力は格段に向上します。このセクションでは、具体的なデザイン事例を通じて、PP加工の効果的な活用方法を解説します。ツヤPP加工、マットPP加工、そして特殊PP加工のそれぞれの特徴を活かした事例を紹介し、あなたのデザインに活かせるヒントを提供します。

事例1:ツヤPP加工で高級感を演出した名刺

ツヤPP加工は、名刺のデザインに高級感と洗練された印象を与えます。例えば、黒を基調としたデザインにツヤPP加工を施すことで、インクの発色が鮮やかになり、まるで漆器のような美しい仕上がりになります。ロゴや文字が光沢によって際立ち、受け取った人に強い印象を与えるでしょう。また、写真やイラストを多く使用したデザインにも適しており、光沢感が写真の美しさを引き立てます。高級感を出したい、特別な印象を与えたい場合に最適な加工方法です。

事例2:マットPP加工で落ち着いた雰囲気を出す

マットPP加工は、名刺やパンフレットに落ち着いた雰囲気と上品さを与えます。例えば、シンプルなデザインにマットPP加工を施すと、しっとりとした手触りになり、控えめながらも洗練された印象になります。光の反射を抑えるため、文字が読みやすく、落ち着いた印象を与えたい場合に適しています。企業のコーポレートカラーを活かしたデザインや、シンプルでスタイリッシュなデザインとの相性が良く、信頼感や安心感を与える効果があります。

事例3:特殊PP加工で個性を出す

特殊PP加工は、デザインに個性と付加価値を与えることができます。エンボス加工や箔押し加工と組み合わせることで、デザインに立体感や特別感を加えることができます。例えば、ロゴの一部にエンボス加工を施すことで、触覚的な面白さを加え、記憶に残るデザインにすることができます。ホログラム加工は、見る角度によって色が変化し、目を引く効果があります。これらの特殊加工は、他社との差別化を図り、デザインの魅力を最大限に引き出すための有効な手段です。

PP加工の費用相場とコストを抑える方法

PP加工の費用相場は、加工の種類や印刷物のサイズ、ロット数によって大きく変動します。一般的に、ツヤPP加工やマットPP加工は、他の特殊な加工に比べて費用が抑えられます。しかし、デザインの表現方法や、印刷物の仕上がりを左右する重要な要素でもあるため、費用対効果を考慮した上で最適な加工を選ぶことが重要です。

PP加工の費用相場

PP加工の費用相場は、依頼する印刷会社や加工業者、加工の種類・部数によって異なります。一般的な目安は以下の通りです。

  • ツヤPP加工:1枚あたり約5〜15円(名刺サイズの場合)

  • マットPP加工:1枚あたり約6〜18円(名刺サイズの場合)

  • 特殊PP加工:1枚あたり約30〜150円(ホログラムPPや部分PPなど、加工方法やデザインの複雑さによる)

A4パンフレットのPP加工費用例(両面)

  • ツヤPP加工:1枚あたり約25〜40円
  • マットPP加工:1枚あたり約30〜45円
  • 特殊PP加工:1枚あたり約80〜200円

ロット数による単価の比較例(A4パンフレット/ツヤPP加工・両面)

部数1枚あたりの単価合計費用
100部約40円約4,000円
500部約30円約15,000円
1,000部約25円約25,000円

これらの費用に加えて、初回は版代(数千円〜1万円程度)データ出力費・送料が別途発生する場合があります。正確な金額を知るには、複数の印刷会社に見積もりを依頼し、加工方法・部数・用紙種類・納期を統一条件で比較することが重要です。

コストを抑える方法

PP加工のコストを抑えるためには、以下の点を考慮することが重要です。

  • ロット数を増やす:印刷のロット数を増やすことで、1枚あたりのコストを削減できます。大量に印刷するほど、単価は安くなる傾向があります。

  • 加工の種類を見直す:特殊な加工は、コストが高くなる傾向があります。デザインの目的に合わせて、ツヤPP加工やマットPP加工など、よりコストの低い加工を検討することも有効です。

  • 用紙の種類を見直す:用紙の種類によっても、PP加工の費用は変わることがあります。一般的に、コート紙やマットコート紙などの塗工紙は、PP加工との相性が良く、比較的安価に加工できます。

  • 複数の業者に見積もりを依頼する:複数の印刷会社や加工業者に見積もりを依頼し、価格やサービスを比較検討することで、コストを抑えることができます。

  • デザインを工夫する:PP加工の面積を減らすことでも、コストを抑えることができます。例えば、部分的にPP加工を施すなど、デザインを工夫することで、費用対効果を高めることができます。

これらの方法を組み合わせることで、PP加工の費用を抑えつつ、デザインの表現力を高めることが可能です。予算内で最適なPP加工を実現するために、様々な工夫を凝らしましょう。

PP加工を依頼する際の注意点

PP加工を依頼する際には、いくつかの注意点があります。これらの注意点を事前に理解しておくことで、よりスムーズに、そして理想的な仕上がりの印刷物を得ることができるでしょう。

依頼前の準備

PP加工を依頼する前に、まずデザインの最終確認を行いましょう。色味、文字の配置、画像の解像度など、細部にわたってチェックし、問題がないことを確認します。特に、ツヤPP加工の場合は、デザインの濃淡や色味が仕上がりに大きく影響するため、念入りな確認が必要です。また、PP加工の種類によって適したデザインが異なるため、加工方法が決まっている場合は、それに合わせたデザイン調整も行いましょう。

印刷会社との連携も重要です。事前に、PP加工に関する要望やデザインの意図を明確に伝え、疑問点があれば積極的に質問しましょう。印刷会社は、PP加工に関する専門的な知識を持っているため、適切なアドバイスを受けることができます。また、サンプルや過去の事例を見せてもらい、仕上がりのイメージを共有することも有効です。

費用の確認

PP加工の費用は、加工の種類、印刷物のサイズ、ロット数によって異なります。複数の印刷会社に見積もりを依頼し、費用を比較検討しましょう。見積もりを取る際には、PP加工だけでなく、印刷費用やその他の加工費用、納期なども含めて確認することが重要です。また、費用だけでなく、印刷会社の技術力や実績、対応なども考慮して、最適な業者を選びましょう。

コストを抑えるためには、デザインの工夫も有効です。例えば、PP加工を施す範囲を部分的にしたり、用紙の種類を見直したりすることで、費用を抑えることができます。印刷会社と相談しながら、予算内で最大限の効果を得られる方法を検討しましょう。

納期について

PP加工は、通常の印刷に比べて納期が長くなる傾向があります。余裕を持ったスケジュールを立て、納期に間に合うように計画を立てましょう。特に、特殊なPP加工や繁忙期には、納期がさらに長くなる可能性があるため、注意が必要です。

印刷会社との打ち合わせで、正確な納期を確認し、デザインの修正や校正にかかる時間も考慮して、スケジュールを立てましょう。万が一、納期に間に合わない場合は、代替案を検討することも必要です。例えば、納期が短い他の加工方法を検討したり、部分的にPP加工を省略したりすることも考えられます。

仕上がりの確認

PP加工後の仕上がりを確認することも重要です。色味、質感、細部の仕上がりなど、デザインの意図通りに仕上がっているかを確認しましょう。もし、仕上がりに問題がある場合は、印刷会社に相談し、修正や再印刷などの対応を検討しましょう。特に、ツヤPP加工の場合は、光沢感のムラや、デザインの細部の再現性など、注意深く確認する必要があります。

サンプルを確認したり、試し刷りを行ったりすることで、仕上がりのイメージを事前に確認することができます。印刷会社と協力し、納得のいく仕上がりになるように、細部までこだわりましょう。

まとめ:PP加工でデザインの可能性を広げよう

PP加工について解説してきました。PP加工は、印刷物のデザインを格段に向上させるための有効な手段です。光沢、マット、特殊加工といった様々な種類があり、それぞれが異なる表現を可能にします。デザイン事例を通じて、その効果的な活用方法を理解し、自社の印刷物に活かせるヒントを見つけられたのではないでしょうか。費用相場や注意点も踏まえ、最適なPP加工を選択することで、デザインの可能性を大きく広げ、より魅力的な印刷物を実現できるでしょう。この記事が、あなたのデザイン制作の一助となれば幸いです。

PP加工についてご理解いただけたところで、実際に印刷物のデザインを検討してみてはいかがでしょうか。

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